「老後」に近づきつつある今、若い頃漠然と描いていた生活と程遠いことに気付かされる。
描いていたのは、ゆったりとした雰囲気の部屋で「古びたモノたち」に囲まれた生活。
たっぷりとした時間の中で「絵を描いたり」「好きな手作り」をしながら、たまに「可愛い
孫」が来る日にご馳走を用意して待っている・・。
「魔女の宅急便」で「ニシンのパイ」を焼いていたあのおばあちゃんは、孫には喜ばれなかった
けれど、多分、私は彼女のようなおばあちゃんになりたいのだ。
そうやって、「草笛光子さん」のように、美しく年を重ねていきたいと今も思っている。
なのに現実は、「理想」とはかけ離れ、毎日が忙しい。絵なんて殆ど描く暇もない。
髪だって身体に負担をかけてまで染めたくはないのに、今もアレコレ迷いながら染めている始末。
数年前まで一時期無職だったころに、部屋だけは「お金ではなく時間」をかけて好きな「ノスタル
ジック」な雰囲気に少しだけ近づいたけど(一緒に私も古びたけど・笑)、それ以後はあまり手を
かけてない。
一人暮らしになったら「あんなふうにしたい」とか色々考えているけど、まだ一人一緒に生活して
いる家族もいるのでそうもいかず、こちらも番狂わせだった(笑);
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今出来るのはこの程度;
たったひとりの孫のふうちゃんも遠くへ行ってなかなか会えなくなった。(これは思った以上に
淋しかった;)
私の風邪がなかなか抜けない時、娘があちらで一緒に暮らそうと言ってくれたけど、この歳で知ら
ない土地に暮らし、娘夫婦に余計な負担をかける気持ちにはなれない。
ふうちゃんのお守りくらいならできても、仕事がなくなった時の虚しさを今でも身体が覚えている。
全く、人間とは我儘で無いものねだりの生き物だと、自分でも思う。
「自由はいつも孤独を道連れにやってくる」という自論にもう一つ、「けれど、お金とはさようなら
する」を付け加えたい(笑)
ただ、やはり年齢の壁は立ちはだかる。今回も、風邪で咳をしたはずみに右胸に痛みが走り、私より
少し若い同僚が以前、咳が続いて肋骨にヒビが入ったと教えてくれた。
実際そんな感じもあり、無理な姿勢をとらぬようにしているけれど、仕事で手抜きはできないし・・
そんなこんなで厳しい現実を思い知らされているのだ。
実は入社時、日曜は月二回休める約束だった。が、入社後に休日を一日増やしてもらう際に、以前の
男性上司から「交換条件」として、私だけ「土日完全勤務」を打ち出されたのだ。
なので平日の倍忙しい土日全て出勤なのは、正社員も含めて、今も私だけ。
先日、現在の女性上司に風邪で欠勤したことを詫びたついでに、「勤務形態を変えてもらえないでしょ
うか」と尋ねてみた。
「日数を減らす」もしくは「時間数を減らす」または「土日完全勤務を変える」のいずれもダメであれば
「体力的に限界なこともあり、ご迷惑をお掛けするよりも辞めさせていただきたい」ということも思い切
って告げた。
女性上司はまだ20代後半で若く、体力的なことは想像に難いだろうけど、意外にも快く「検討してみま
す」との返事を戴いた。流石にあの年齢で出世するだけあり、仕事面では厳しいけれど、一対一で向き合
えば「可愛い」性格の普通の女性だということも少しずつ判ってきた。
以前辞めた同期入社の「美魔女さん」は何故か「金曜土曜月曜」固定休という好条件の上に、月の半
分日曜も休めたので、月二回は4連休ありで、更に勤務時間帯の同じ私が唯一有休がとれる木曜日に
争うように有休申請することがあり、5連休をとることもザラだったので、他の皆は不満を溜めていた。
以前の上司はそんな我儘な美魔女とか若い女の子に緩かったので、今は真面目な人には逆に気持ち的に
はラクかもしれない。
体力的に今よりましになることはないだろうけど、これからはこれ以上後退せず、「今の状態に留まる」
ことが、何より最重要課題かな。(言ってて悲しい^^;)
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急に寒くなった先週、我が家でもコタツの出番。
コインランドリーで洗って押し入れに仕舞っていた羽毛入りのコタツ布団を、
この時作ったカバーに
入れようとして思い出した。
裏部分が、毎年福太郎の被害に遭っているが、前回は修復しないまま洗って仕舞っていただけだった;
↓これは既に修復した別の部分だけど、前回はこの数倍ものスペースを食べてしまっていた。
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風邪が落ち着いたばかりの頃、急いで修復。今回も同布が余っていたので、大穴の上に一回り大きくカットして縫い付けた↓
表も洗ったままでシワシワだけど;無印の大判キルトマット。
のんびり陽だまりで過ごしていた猫たちも (カーテン越しに薄っすら見える影はコタ)
段々あったかい場所が恋しくなってきたみたいで
コタツ布団、今年もなんとか修復したカバーに納まり、コタツ争奪戦も始まり~☆
でも、来年は使えるかなぁ・・・不安;