8月14日東京芸術劇場シアターイーストで、シェイクスピア作「夏の夜の夢」をみた(OUDS来日公演、演出:ウィル・フェルトン)。
毎夏恒例の英国オックスフォード大学学生たちによるシェイクスピア芝居。
冒頭、2組の恋人たちが登場すると、そこに妖精たちが出てきて時を止め、人間たちを勝手にいじって遊ぶ。
シーシュースとヒポリタの場面、フィロストレートは女性で、なぜかハタキを手にあちこち掃除中。「やめろ」とシーシュース。
妖精の女王のことをティターニアと発音しているが、字幕は小田島訳なので「タイテーニア」。まあ細かいことですが。
そのティターニアの衣装がイマイチ。ここはやはり妖精の女王らしさがほしい。たとえば裾の長いドレスなど。
村の職人たちはコックニー(下町訛り)。芝居の打ち合わせの途中で、ボトムがいきなりハーキュリーズ(ヘラクレス)のセリフを言い、
全員でラップを歌い出す。そこになぜかヒポリタが通りかかると、ボトムはあわててアヴェマリアを歌い出す。
このように、わりと自由にセリフを変えている。
素人芝居の稽古でも省略と付け足しあり。
ティターニアのおつきの妖精2人の歌が、妖精っぽいムードでよかった。
ティターニア役のエマ・ヒューイットがうまい。
妖精パックに惚れ薬を垂らされたライサンダーが、目覚めるや突如、そこにいたヘレナに惚れてしまい、大騒ぎになるが、その時の「女神!・・・」
というセリフを日本語で言ってくれるサービスも。それを真似したヘレナが間違えるのもご愛嬌。
4幕1場で、2組の恋人たちが眠っているのを見つけた公爵が、「角笛を吹いて起こせ」と言うと、そばにいたハーミアの父がカバンから
折りたたみ式のラッパを取り出して吹くのがおかしい。
ラストは楽しい歌と踊り。
全体に、今年は歌と踊りが得意な人が多かったという印象。
今年も暑い中、はるばる来てくれてありがとう。
毎夏恒例の英国オックスフォード大学学生たちによるシェイクスピア芝居。
冒頭、2組の恋人たちが登場すると、そこに妖精たちが出てきて時を止め、人間たちを勝手にいじって遊ぶ。
シーシュースとヒポリタの場面、フィロストレートは女性で、なぜかハタキを手にあちこち掃除中。「やめろ」とシーシュース。
妖精の女王のことをティターニアと発音しているが、字幕は小田島訳なので「タイテーニア」。まあ細かいことですが。
そのティターニアの衣装がイマイチ。ここはやはり妖精の女王らしさがほしい。たとえば裾の長いドレスなど。
村の職人たちはコックニー(下町訛り)。芝居の打ち合わせの途中で、ボトムがいきなりハーキュリーズ(ヘラクレス)のセリフを言い、
全員でラップを歌い出す。そこになぜかヒポリタが通りかかると、ボトムはあわててアヴェマリアを歌い出す。
このように、わりと自由にセリフを変えている。
素人芝居の稽古でも省略と付け足しあり。
ティターニアのおつきの妖精2人の歌が、妖精っぽいムードでよかった。
ティターニア役のエマ・ヒューイットがうまい。
妖精パックに惚れ薬を垂らされたライサンダーが、目覚めるや突如、そこにいたヘレナに惚れてしまい、大騒ぎになるが、その時の「女神!・・・」
というセリフを日本語で言ってくれるサービスも。それを真似したヘレナが間違えるのもご愛嬌。
4幕1場で、2組の恋人たちが眠っているのを見つけた公爵が、「角笛を吹いて起こせ」と言うと、そばにいたハーミアの父がカバンから
折りたたみ式のラッパを取り出して吹くのがおかしい。
ラストは楽しい歌と踊り。
全体に、今年は歌と踊りが得意な人が多かったという印象。
今年も暑い中、はるばる来てくれてありがとう。