5月1日よみうり大手町ホールで、スティーヴ・マーティン作「ピカソとアインシュタイン~星降る夜の奇跡~」を見た(演出:ランダル・アーニー)。
1904年のパリ。芸術家が集うバー「ラパン・アジール」では刺激的な会話が繰り広げられていた。もてなすのは主人フレディ(間宮啓行)とジェルメ―ヌ(香寿たつき)。
集うのはご機嫌な老人ギャストン(松澤一之)、物理学者を目指す青年アルベルト・アインシュタイン(川平慈英)、美しい娘シュザンヌ(水上京香)、画商サゴ(吉見一豊)、
発明家シュメンディマン(村井良大)。シュザンヌはピカソ(岡本健一)に会いたがっている。場の話題が画家ピカソで持ちきりになった頃、本人が意気揚々とやってくる。
ピカソとアインシュタイン、才能に満ち溢れる二人は初めて出会い、熱く議論する。ものが生まれる瞬間やその発想、閃きについて。物理とアート、異なる視点を持つ二人が
発火し、深く共感し、奇跡のような出会いを果たす。盛り上がる「ラパン・アジール」に、もうひとりの青年(三浦翔平)が現れる。彼も若き天才だった・・・(チラシより)。
今回、主な役のいくつかはダブルキャストで、評者は ROSE の回を見た。
作者は、映画俳優でコメディアンのスティーヴ・マーティン。これまでコメディで一世を風靡してきた一方、脚本やプロデュース、また美術収集家でも有名とか。
だが台本(脚本)は残念ながらあまり面白くない。全然笑えないジョークで時間だけが過ぎて行ったりする。
そもそもこの芝居は、ただ単に、ピカソとアインシュタインという二人の天才が、偶然、同時代にパリにいた、という事実に注目し、そこから何とかして話を作ろうと、
無理やりひねり出したようなものだから。
ただ、科学(物理学)も芸術と同じく、美を追求するという面がある、というので二人が意気投合するのは面白い。
役者は、吉見一豊、間宮啓行、岡本健一、香寿たつきなど、ベテランでうまい人がそろっているので安心して見ていられるが、何しろ脚本がつまらないのだから
仕方がない。
客席は若い女性が多く、若いイケメンが出ているためか盛り上がっていたが。
泡のような芝居だった。
1904年のパリ。芸術家が集うバー「ラパン・アジール」では刺激的な会話が繰り広げられていた。もてなすのは主人フレディ(間宮啓行)とジェルメ―ヌ(香寿たつき)。
集うのはご機嫌な老人ギャストン(松澤一之)、物理学者を目指す青年アルベルト・アインシュタイン(川平慈英)、美しい娘シュザンヌ(水上京香)、画商サゴ(吉見一豊)、
発明家シュメンディマン(村井良大)。シュザンヌはピカソ(岡本健一)に会いたがっている。場の話題が画家ピカソで持ちきりになった頃、本人が意気揚々とやってくる。
ピカソとアインシュタイン、才能に満ち溢れる二人は初めて出会い、熱く議論する。ものが生まれる瞬間やその発想、閃きについて。物理とアート、異なる視点を持つ二人が
発火し、深く共感し、奇跡のような出会いを果たす。盛り上がる「ラパン・アジール」に、もうひとりの青年(三浦翔平)が現れる。彼も若き天才だった・・・(チラシより)。
今回、主な役のいくつかはダブルキャストで、評者は ROSE の回を見た。
作者は、映画俳優でコメディアンのスティーヴ・マーティン。これまでコメディで一世を風靡してきた一方、脚本やプロデュース、また美術収集家でも有名とか。
だが台本(脚本)は残念ながらあまり面白くない。全然笑えないジョークで時間だけが過ぎて行ったりする。
そもそもこの芝居は、ただ単に、ピカソとアインシュタインという二人の天才が、偶然、同時代にパリにいた、という事実に注目し、そこから何とかして話を作ろうと、
無理やりひねり出したようなものだから。
ただ、科学(物理学)も芸術と同じく、美を追求するという面がある、というので二人が意気投合するのは面白い。
役者は、吉見一豊、間宮啓行、岡本健一、香寿たつきなど、ベテランでうまい人がそろっているので安心して見ていられるが、何しろ脚本がつまらないのだから
仕方がない。
客席は若い女性が多く、若いイケメンが出ているためか盛り上がっていたが。
泡のような芝居だった。