ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

若手起業家がベンチャーキャピタルに追い込まれ、バカにしてた銀行に頭を下げる話

2016-02-12 18:57:27 | Weblog

ベンチャー・キャピタルが豹変…若手起業家はなぜ追い込まれたか
http://news.livedoor.com/article/detail/11165613/


そう、勘違いするよね。たとえば、

ベンチャーファイナンスの基礎知識
http://www.fvc.co.jp/knowledge/

なんかをみると(以下太字は上記サイトより引用)


2. ベンチャーキャピタル(VC)からの資金調達
企業の資金調達ニーズとVCの資金提供ニーズが合致すれば、VCから投資が行われます。
VCは投資により無担保で返済義務のないリスクマネーを提供し、対価として当該企業の株式を取得します。その投資先が上場などすることで株式を売却し、キャピタルゲインを得ます。


とここだけ読むと、返済しないでいいように読める
もちろん、注意深く読めば、この文の可笑しさに気づく。
上場したときは・・・キャピタルゲインで儲ける・・・

じゃ

上場しないときは?


投資先企業がファンドの期限が近づいても上場できない場合には、ファンドで保有している当該企業の株式を発行会社・経営陣・第三者などに売却して資金を回収する必要があります。

経営陣に買い取れとVCからすごまれる=実質返済させられるわけだよね。

そこを考えないで、上場したときの話だけ語られている気がする。

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どうすると、人工知能で処理できるようになるのか?

2016-02-12 15:43:42 | Weblog
まず、コンピューターで自動化する場合は2つのケースがある

・アルゴリズムがわかっている
 →現在のほとんどのシステム、典型例は銀行勘定系、組み込み

・アルゴリズムはわからないが、
 評価はできる(どういう状態がよいかはいえる)

前者の場合は、コンピューター化できる。そのアルゴリズムをプログラムにすればよい


後者の場合は、以下の2つがわかっているかどうかで、可能かどうかが決まる

(1)自動化するために必要なデータ空間(状態、探索空間)はわかっている
(2)その空間から適当に選んだものが、どれだけ好ましい行動か、
 評価できる(どれくらいよい状態か、数値化できる)

この場合、(2)より評価関数を設定し、最適化問題にするか、遺伝的アルゴリズムで
解けば、解ける。時間がかかるなら、量子コンピューターでできるかもしれない。

(1)の 「自動化するために必要なデータ空間」は、具体的には
  アルゴリズムを構成する可能性のあるアクティビティ(ないし関数)とか
  動作に必要なパラメーター
 などが考えられる

人工知能とか、機械学習などの場合、(1)が、特徴ベクトルになる
そして、(1)は畢竟、検索といえる。

つまり、検索問題+検索結果の評価に帰着できれば、人工知能っぽく処理できるようになる。

=ググれカスで済む話なら、それは人工知能に取って代わるね。


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スパイなみに巧みなSIerの開発妨害?

2016-02-12 12:25:47 | ネットワーク

あのサボり上司は敵国のスパイ? CIAマニュアルに「当てはまりすぎ」な人々
http://www.j-cast.com/kaisha/2015/12/25252935.html

の中に出てくる、

CIAのスパイマニュアルに学ぶ「会社をダメにする11の行動様式」
http://chikawatanabe.com/2015/11/04/cia_sabotage_manual/

なんだけど、こんなかんじらしい(以下太字は上記サイトより引用)

・「注意深さ」を促す。スピーディーに物事を進めると先々問題が発生するので賢明な判断をすべき、と「道理をわきまえた人」の振りをする
・可能な限り案件は委員会で検討。委員会はなるべく大きくすることとする。最低でも5人以上
・何事も指揮命令系統を厳格に守る。意思決定を早めるための「抜け道」を決して許さない
・会社内での組織的位置付けにこだわる。これからしようとすることが、本当にその組織の権限内なのか、より上層部の決断を仰がなくてよいのか、といった疑問点を常に指摘する
・前回の会議で決まったことを蒸し返して再討議を促す
・文書は細かな言葉尻にこだわる
・重要でないものの完璧な仕上がりにこだわる
・重要な業務があっても会議を実施する
・なるべくペーパーワークを増やす
・業務の承認手続きをなるべく複雑にする。一人で承認できる事項でも3人の承認を必須にする
・全ての規則を厳格に適用する


大規模開発のSIerさんが、やっていること?
「スパイなみに巧みなSIerの開発妨害」ってこと?
なんのため・・・開発期間長くして、人月単価をあげるためか・・・

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超上流分析にゴール指向を適用したGQM+Strategiesを聞いてきた!

2016-02-12 09:04:16 | Weblog
2月10日にIPA SECセミナー

『ゴール指向経営』で的を射たIT投資、利益を生む組織に
~「GQM+Strategies」の活用で組織内の整合性確保と定量的管理を実現~

に行ってきた!その内容をメモメモ



組織目的達成とIT導入の整合性を図るために
~GQM+Strategiesの活用~

■IPA/SECの取り組み
・IPA・SEC WG活動の狙い
 企業・組織の経営企画部門、業務部門及び情報システム部門が
 IT化計画の背景・成果について経営レベルに整合性を持って
 説明できるように支援

・経営レベルに対して、IT化計画の明確な評価尺度を提供

・普及展開活動
 ゴール指向経営研究会
 「ゴール&ストラテジー入門」に書かれている


■GQM+Strategiesの提供する価値を概要
・発注者側のみでなく、受注側にも関係する

背景
・経営、事業戦略とIT活用の整合性が取れない
・どのような業務を実現したいのか
・事業戦略と業務施策のつながりを共有できない

 優先順位・効果をはっきり


目標と戦略→グリッド
  目標(状態)と戦略を論理的に確認
  ↓
各事業部に展開
  ↓
システムに落とし込む

 目標に対して、測定指標を設定

特徴
・各組織の目標を確認する
・各組織の戦略(組織)の根拠を示す
   根拠を事実と仮定にわける
   仮定が多いときは、まだ根拠があいまい
・目標達成度を測るための指標を決める

GQM:経営・事業、組織目標の整合性の可視化
BSCとのちがい:組織構造
トップをBSCで、下位をGQMでという手

・プロジェクト・アラインメント

どういう手順で活用するか
(1)初期化
  コミットメントとリソースの準備
(2)特性化
  適用範囲の定義
  限られた範囲に区切る
  責任の定義
  環境・事実
(3)目標設定
  優先順位付け
(4)プロセスの選択
(5)モデルの実行
(6)結果の分析
(7)パッケージ化(つぎのために)

具体的に
・特性化について:経営計画/経営環境の確認
・特性化について:適用範囲の定義
・目標設定:組織構造の特定
・目標設定:ギャップ分析
・目標設定:つくりかた
  事実と仮定導出
  目標定義
  戦略決定
  測定データの定義
  ワークシート
   目標(ゴール)の定義シート
   測定指標の定義シート

Q&A
コンテクストをなぜ事実と訳しているのか
→明確に示せる事実

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