インターネットを使ったアマチュア無線、D-STARのお話を、今日(25日)icomの東京営業所できいてきたので、報告!
なななんと、用意された席(40席?)は満席!!
ウィリアムのいたずらは遅めにいったので、机のない椅子だけの席だったぞ!
人気なのですね、D-STAR
■D-STARのしくみ
D-STARは、インターネット(というかデジタル通信)を使って、QSO(=交信)するシステム。国内の遠くの局や海外局と通信することができる(いや、ローカルで通信してもいいんだけど)。
しくみは、こんなかんじ
Aさん――レピータ局1===インターネット網===レピータ局2――Bさん
(JARL管理サーバー)
Aさんが東京、Bさんが沖縄だとすると、
Aさんは、西東京のレピータ局につなぐ。
そうすると、インターネット網を使って
(この間に、JARL管理サーバーを経由する)
Bさんがいる沖縄(宜野湾)のレピータ局に音声などが届き、
そのレピータ-からBさんに電波が飛び、通信できる
ただし、アシスト局というのがあって、自分は西東京にアクセスするんだけど、インターネット網は調布からだすということもできる。理由は、西東京と調布が10GHz帯で接続しているから。
また、レピータ-局1だけで通信する、つまり、インターネット網に出ない、シンプレックス通信というのも可能だそうな。
通信としては、音声を流すDVと、デジタルデータを流すDDがある。DDの場合、つまり、アマチュア無線を使ってメールなどのインターネットができることになる(128kbps)
■なにがいるの?
・D-STARトランシーバを買う
・届け出だっけ、申請だっけ。とにかく、電波監理局(??総合通信局)にだす
・JARLの管理サーバーに登録
(JARL会員でなくても可能。ただし、この登録をしないと、
ゲートウエイを超えた通信ができない)
JARL管理サーバー
http://www.jarl.or.jp/Japanese/7_Technical/d-star/application-rule.htm
・D-STARトランシーバの設定
■D-STARの設定
ようするに、設定箇所は4つ
UR 相手(相手レピータ、もしくは相手のコールサインそのもの、またはCQCQCQ)
R1 自分が使うレピータ
R2 自分のインターネットに出るゲートウエイのレピータ
MY 自分のコールサイン
このうち、使用するレピータが同じなら、MY,R2,R1を一度設定してしまえば、
あとは相手に応じてURの設定を変えるだけになる。
で、設定方法は
●UR
・インターネットを使わず、レピータ圏内の通信なら CQCQCQ
・インターネットを使い、レピータからCQを出す場合は、
/レピータのコールサイン無線機名
例 /JP1YIWB (西東京レピータ、無線機名 B=1.2GHz用)
ただし、無線機名のAは、”レピータ-の場合”は省略できる
例 /JP1YIW (西東京レピータ、無線機名 A=430MHz用)
なお、ほかのものも一般に、8けた目が無線機名を示すので、それ以前で終った場合、
スペースを入れる
例 /JR3VK B
・相手のコールサインを直接入れることもできる
例 JR3●●●
●には、コールサイン
スラッシュは、うたない。また、JARL登録サーバで無線機名を付けた場合、その無線機名が8文字目に来る=1つスペースをあけて打つ
例 JR3●●● A
●には、コールサイン、この場合、レピータでないので、Aは省略できない
Aが付いていないものは、無線機名なしで登録したもののことになる。
●R1
自分が使用するレピータ。(インターネットを使わなくても)必須
例 JP1YIU
●R2
・インターネットを使わず、レピータ圏内の通信なら 設定しない
・インターネットを使う場合、
リピーターのコールサイン G
(URと違い、/はいらない。コールサインのあと、スペースをいれて、G)
例: JP1YIU G
JR6YZ G (スペース2つでG)
●MY
・自分のコールサイン、必須。
なお、JARL管理サーバーに登録した無線機名(A、Bなど)をつけること
(「なし」の場合は付けない)
■そのた
GPSも楽しめるらしい。けど、GPSマイクは高いらしい(^^;)
・・・つづく!