大きなプロジェクトでは、ふつうに行われる「偽装請負」だが、この偽装請負について、
IT業界のタブー「偽装請負」にメス
違法行為の適正化に労働局が動く
最悪、顧客も経営者も懲役1年に
という記事が、日経ソリューションビジネス12月30日号の32ページから(ITトレンドレポートのコーナーで)載っている。
偽装請負は、大手の会社や子会社に直接通っている中小零細ソフトハウスに勤務している人の、かなり多く(ほとんど?)は、偽装請負と思ってよい。。っていっても、過言ではないよね。
事実、その記事のはじまりも(以下、斜体部は、その記事からの引用)
「えっ?だったら俺も逮捕されてしまうよ」。
からはじまる。うん、まじめに取り締まったら、開発がたちいかなくなるほど、多くの逮捕者が出てしまうと思うよ!?
で、その記事によると、
2004年、労働局がIT業界の偽装請負の実態解明と適正化に乗り出した
そうな。
で、あとは、偽装請負は違法ですよー、職業安定法第44号で禁止されてますよー。
違反すると(=偽装請負すると)ユーザー企業や元請けも処罰の対象で、1年以下の懲役または100万円以下の罰金ですよー
としごく、あたりまえなことで、終わっている。
うーん、そんなことがききたいんじゃなくってさあ
・労働局のガサ入れはあるの?あるとしたら、いつ??
・逮捕されるの?されたら、罰金100万払えばOKだよね!
っていうことが、知りたいんじゃない?違法なのは100も承知。
あ、そうそう、その記事にも書いていたけど、派遣会社の登録をしても、契約の問題だから、その会社が請負の契約をしていて、実質派遣ならアウト。それと、経営者が問題なんで、行っている中小零細ソフトハウスの従業員が逮捕されることはないので、安心。。。
なのだが、じつは、そんなことは、問題ではないのだよ。
もし、これを是正するとすると、メーカーは、中小零細と直接、派遣契約しないといけないよね。もしくは、受託に切り替える。
そーすると、開発のお金さがるのよ。。いま、開発には、何人もの間の人が入っているから、開発のお金があがって、みんな生活できている。ウィリアムのいたずらは、4次請け。で、その記事によると
実際に常駐していたSEが、6次請けの社員の企業だったケースも存在した
そーだよねー。ありえるよねー。そうすると、間に入った5つの会社は、人も出してるだろうけど、管理費も取ってる(まる投げで、管理費だけ取ってる会社は・・ノーコメント)。その会社の管理費が、はいんなかったら、お客さんはいいだろうけど。。
本当にやめると多くの会社が倒産する
結果として、開発できないプロジェクトがふえ、業界が混乱、まったくかんけいない受託のウィリアムのいたずらまで、とばっちりをうけそう。
つーかさー、「偽装請負の人は、とりあえず、会社に戻って、社内で開発してください」といわれただけで、大混乱だとおもうよ(^^)
もちろん、そんなことより、ウィリアムのいたずらとしては、「偽装請負」が情報処理試験で出る可能性あるかもおっていうことで、注目なのだが。。
って、そんなオチかい(^^;)
ちなみに、偽装請負でないか、請負、受託は適正か?とい点検表のサイトが、その記事にのっていたので、ここで紹介。
<<情報サービス業に於ける請負の適正化のための自主点検表>>
http://www.roudoukyoku.go.jp/campaign/guide/checklist.html