エロジジイにはウケるだろうけど、それで金儲けできる時代は終わっている、
(以下、昔話が出てくるため、昔は許されても、今ではセクハラ表現満載です。そういうの嫌いな人は、見ないでください)
売上を上げるため、ホームページをキレイにすれば…というお話を聞いて、
「いや違うだろう、その発想!(平成はそう思ってたかもしれないけど…)」
と思ったので、そのことを書いてみる。
そもそも、ホームページは、そのサイトを代表する、初めにアクセスすることを期待されるページであり、そのページから、自分の目的のために、ほかのページに飛ぶことを意図して作られるページ(=トップページ)を指していた。
転じて、今はサイト全体を指す…場合のことが多いか?
他のページ(部署)に行くところが目的・・・ということなので、リアルな
話でいうと、受付に似ている。受け付けは案内することが目的、ホームページも他のページに遷移しやすいように設計される。
なお、ホームページがトップページだけではなく「サイト全体」を指す場合でも遷移しやすいことが重視され、ユーザーとの接点は「お問い合わせ」ページぐらいになっていることが多い。
一方、LP(ランディングページ)は、狭義においては、「顧客に販売、ないしはメルマガ登録、メールアドレス登録等を目的とした、何らかの接点を持つために創られた、特別なページ」のことを指している。
LPは購買・登録などを行わせるために、利用者とかかわるページのため、リアルの世界でいうと営業マンに相当する。営業マンがクロージングを行うのをデジタル化したようなページだ。
このページの特徴は、離脱してはいけないということ。離脱する=販売・登録されないということになるからだ。つまり、遷移されにくくする。
このほか、HPとLPは真逆の関係にある(HPは初めにアクセス、LPは購買の最後にアクセス、HPは検索エンジンに引っ掛かりやすいようにする、LPはそうではない等)ので、
HPからLPにいき、
LPでメールアドレス登録してもらって、
その後、登録したもらった人を見込み客まで育てる(ナーチャリング)
という手段がとられる。
さて、ここでお題に戻る。
ホームページをキレイにするというのは、リアルの世界でいうと、総合受付をキレイにする、つまり、ちょっとした女子大の就職課に行って、キレイな若い娘を採用して、受付に華を持たせるというやつです。
いやいや、令和の時代の皆さんには?以外の何物でもないでしょうが、昭和の時代には、これ、あったんです。そういう総合受付を一般職として、きれいなお姉さんを取ってきて、会社玄関に並べるというやつ。そういう女性は寿退社(今や死語、ってかこれ性差別用語?当時も今も、男の人に「寿退社でヒモになる」という言い方はない。)するっていう形でした。
そうすると、どうなるか。たしかに会社に華は出ると思います。会社にエロじじいは集まります。だけど、エロじじいは会社に利益を持たされるわけではないので、総合受付をキレイなお姉さんにしても、会社は儲かる・・・わけではないわけです。
会社で儲けるためには、営業マンが、利幅の大きい商品・サービスをガンガン売ってくれること、つまり、効率的なLPを作るわけで、実際には、
・効率的にLPに結びつくまでのストーリー
・購買、登録に結びつきやすいLP
が問題になってきます。HPをキレイにするより、LPを中心とした「仕掛け」のほうが、DXの令和時代には、重要なわけです。
P.S LPとお問い合わせページの違い
LPの場合は、登録が目的なので、目的を絞ってメールアドレスが得られる。したがって、その人に会ったDMが送れる(自動的に)。
それに対し、「お問い合わせページ」はお問い合わせ内容をたいてい書く。
そしてお問い合わせ内容は様々。だから、もしそのお問い合わせをもとに、
DMを送ってしまうと、無駄な人にDMを送ることになる。
それを避けるためにはお問い合わせ内容をもとにデータベースを振り分けて…
などと手間がかかる。なのでお問い合わせがあっても、LPが必要になってくるわけ。