古事記のところで、稗田阿礼って出てきますよね。
手元にある山川の日本史の教科書には「天武天皇が稗田阿礼に読み習わせた内容を、太安万侶が筆録したもので」と出てきます。
この稗田阿礼って、男か女か、考えたことあります?
この話を聴いた(覚えた)とき、稗田阿礼って、男だと勝手に思っていました。
受験生のときも、その思いは変わりませんでした。
何十年たっても・・・
この前、放送大学の「神道と神社信仰を学ぶ」という授業を受けて、衝撃的な2文字を見るまでは・・・
「神道と神社信仰を学ぶ」という授業、内容はひたすら古事記をやります。
最近、神社ブーム、古事記ブームですが、
スゴイです。教室満員すぎます(>_<!)
はじめに稗田阿礼と太安万侶の説明があったのですが、稗田阿礼は男という意識が強くあったので、もしかしたら女かもという説明があったかもしれませんでしたが、気にも留めてませんでした(なかったかも?太安万侶の話ははっきり覚えていたが、稗田阿礼はそんなに気にしていなかった)
そして古事記の説明です。
衝撃的です!古事記の神様の名前には、意味があって、名前からどのように日本ができて来たか、わかるんですって(@_@!)これについては、別にまとめで書く予定です。
で、国生み、神生みの話、黄泉の国に行った話、いざなぎが禊した時、天照大神、月読命、須佐之男命が生まれたこと、そして最後のほうになって、
天の岩戸の話です。ここで、衝撃が起こります!
この天の岩戸の中心人物が、後の神祇官の祖先であり、
天児屋命 祝詞を読む→中臣氏の祖先
布刀玉命 おそなえなど→忌部首の祖先
知ってるよ、受験の時やった。衝撃的なのはその次
天之鈿女命 「神楽」
神楽!!かぐらってことは、あの時踊った踊りは、神がかりっていうか、
原田さんなんかが踊っているのと同じ、神様が躍らせているってことでしょ!
ってことは、天之鈿女命は巫女?巫女のうちって、代々巫女でしょ!!
で、そこから先
天之鈿女命 「神楽」→猿女君の氏祖→稗田阿礼の祖先
ってことは、稗田阿礼も巫女なのでは?巫女だからこれだけ正確に神様の名前もお話も書けるのでは?(巫女であれば、神託でこの内容を後述していると思われる。その場合、神様は自分の名前を名乗る。原田さんや月と神話の巫女さんをみていると)
・・・ってことは、稗田阿礼は巫女で・・・「女??」
・・・まじか?ググりましたよ「稗田阿礼 巫女」で
平田篤胤の説に一票です!
う~ん、昔の人も、同じように気づいたのですね!
いや~踊りっていってたから、全然気づかなかった。
そうだよねえ、神楽だよねえ、この時踊るのは。
そして神楽は今の巫女さんは霊力ないからちがうけど、昔の巫女さんは、
神おろしができて、それで踊ってるんだよね・・・
時代考証全く忘れてました・・・
いや~なんでも偉い人は男だと思ってしまうのは、
現在人の偏見ですよね。
で、みなさんは、どう思います?
稗田阿礼は、男?女?
どっちでもいい・・・そうですよね、失礼しました(^^;)