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『2020年オリンピック・パラリンピック東京開催』決定と、安倍首相のプレゼン-大ウソも方便か!

2013-09-09 22:55:54 | 雑感
 
       【 2013年9月9日(月曜)晩 】 記


 昨日、2020年のオリンピックとパラリンピックが東京で開催されることが決定した。世界中が注目する大イベントだから、日本で開催されることに関しては、楽しみにしている人も多いし、励ましになる人も沢山いるのは当然かもしれない。個人的なことを言えば、一生に2度も自国でのオリンピックが見られそうなのはある種の《幸運》かもしれないとも、思ったりする。

 【大切な税金を、どんちゃん騒ぎに無駄に使って欲しくない】と思う一方、【素直に開催の喜び受け入れ、とやかく細かいことを言うのはやめておこう】という自分もいる。


 
 しかし、東京開催が決定した瞬間、皆が大喜びし、日本のプレゼンテーションがよかっただの、多の候補地の問題点が多かっただの言う中で、《あれが決め手だった》と一部に言われた首相のプレゼンテーションとそれに対する『IOC委員の質問への回答』をテレビの画面で聞いたときには、無性に腹が立った。


 問題は次の部分だ。
 
 『・・・フクシマについて、お案じの向きには、私から保証をいたします。状況は、統御されています。東京には、いかなる悪影響にしろ、これまで及ぼしたことはなく、今後とも、及ぼすことはありません。・・・』

 安倍首相の上の発言部分に対し、IOCの一委員が『福島第1原発の汚染水漏れ問題に対する懸念があるが、首相はどうして安全といえるか、科学的な根拠を示して欲しい。

 との、質問いたいし、安倍首相は

 『・・・汚染水は完全にコントロールされている。港の内部のたかだか0.3平方キロの範囲に完全に閉じこめられていて、まったく外洋には漏れていない。決して東京にダメージを与えることはない。絶対に安全であることは私が保障する。・・・。』
 
 と言い切って、答えている。



 これを聞いた福島の漁師-いや太平洋沿岸の他府県の漁師たちも-どう思っただろうか。

 先日のニュースで、『韓国が福島を含めた関東から東北北部までの県の水産物の輸入を禁止する決定をした』と報じられていた。不可解なことに、水産物など無いし輸出もしていない内陸部の群馬県や栃木県までそれに含まれていると言うから、ここまで来ると【風評被害】の部類に入るかもしれないが、一方、韓国の人々の懸念もわからないでもない。

 【福島原発の事故により日本中が放射能で汚染され、日本に来ること自体が危険視されたり、日本全体が敬遠されるような事態】は避けなければならないし、誤解も丁寧に取り除いていく必要はあるが、昨日まですべて【企業(東京電力)任せ】で、何も手を打ってこなかった政府の最高責任者が、オリンピック開催に関してだけ、そんな大風呂敷を広げられたのでは、今も故郷を失い避難生活を余儀なくさせられている人たちはどうしたらいいのか、首相始め、政府関係者は、被害にあった人たちに、どんな顔向けができるのだろうか。

 無性に腹が立ってしかたない。






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1 コメント

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this way (noga)
2013-09-09 23:20:49

安全は大好きだ。神話も好きだ。安全神話作りは得意で、すぐに信じられる。広めるのもたやすい。
我が国の国策は、安全神話と深く関係しているに違いない。
だが、最悪のシナリオを想定するのはひどく難しい。恣意(本音)の人ならそうなる。
これは、平和ボケのようなものか。

太平洋戦争初期に、フィリピンの米比軍はキング少将もジョーンズ少将も投降して、75000人以上の将兵の命を救った。
太平洋戦争後期に、日本軍は米空軍の飛来をゆるし、1945年3月10日未明、東京の下町の江東地区がB29約300機による空襲をうけ、死者10万をこす被害を出した。
日本人の指導者には、作戦の成否を予測する力はないのか。
人命の尊重はどのように考えられていたのであろうか。

それでも日本人は、原発の再稼働を選んだ。
一億総ざんげへの道。動き出したら止まらない。
この道は、いつか来た道。ああ、そうだよ、民族の歴史は繰り返す。

意思のあるところに方法はある。(Where there’s a will, there’s a way).
意思のないところに解決法はない。
意思は未来時制の内容であり、日本語には時制がない。
それで、日本人には意思がなく、解決法が見つけられない。
自然鎮火を待つのみか。成り行き次第。

>親戚のじいちゃんはガ島で地獄を見てきた。
>「あれは決して国のために尊い命を落とす姿じゃ無かった」という言葉を忘れない。
兵卒は優秀。参謀は愚鈍。日本語脳の定めであるか。理不尽に耐える心を養うべきか。
耐え難きを耐え、忍び難きを忍んで、もって万世のために太平を開かんと欲す。

不自由を常と思えば不足なし。
座して死を待つか、それとも腹切りするか。
私の父は、玉砕した。何のお役に立てたのかしら。
安らかに眠ってください。過ちは繰り返しますから、、、、

わかっている、わかっている。皆、わかっている。
ああしてこうすりゃこうなると、わかっていながらこうなった、、、、、
十二歳のメンタリィティには、知恵の深さが見られない。教養 (洞察力) がない。
わかっちゃいるけど やめられない。ア、ホレ、スイスイ、、、、

白く塗られた黒いオオカミの足を見破ることは難しい。
だます人は悪い人。だまされる人は善良な人。おとり捜査は難しい。
この調子では、人の命はいくつあっても足りるものではない。
我々は、自らは望むことなく危機に陥る民族なのか。






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