遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

木 犀

2019-10-03 15:48:17 | 日記
令和元年10月3日(木)

木犀 : 金木犀、銀木犀

モクセイ科の常緑小高木、中国原産
高さ3~6m、時に10mに達する木もある。
共に枝が多く葉も密に茂り、開花時には強い
芳香を放つ。
仲秋から晩秋にかけ、葉腋に橙黄色(白色)
の小花が多数束生する。


金木犀


銀木犀


薄黄木犀

中国が原産で、丹桂の金木犀、銀桂の銀木犀
金桂の薄黄木犀等があり、日本へは江戸時代
に渡来した。
日本には、金木犀、銀木犀が多く、薄黄木犀
は、日本の西南部地方に多い。
早いものは、秋の彼岸頃に咲き始める。
薄黄木犀が仲秋の頃、銀木犀は少し遅れ晩秋
頃に咲く様であるが、土地の気候風土、日当
たり等により左右され、金、銀、薄黄どの
木犀も、一緒に見られる事が多い。


木犀は雌雄異株で、我国に在る木犀は皆、花が
付き易い雄木である。
芳香が漂う頃には満開が近く、見知らぬ駅を
降りると直ぐに芳醇な香りがする事があり、
駅舎を出て、道の両側を歩きながら辺りを
見回すと、必ず民家の庭等に木犀を見つける
事が出来る、、、、。
一度気が付くと、行く先々でこの花の匂いに
迎えられる。
暫く佇み、見るとはなしに、庭先を覗いて
しまう。

もう少し先になるが、金木犀の落下する頃に
は、黄金を敷き詰めた様になる。
秋、、、、本番である。


今日の1句

駅舎出で香り目で追ふ金木犀    ヤギ爺