遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

とうがらし

2019-10-28 11:01:57 | 日記
令和元年10月28日(月)

蕎麦と唐辛子

中日新聞日曜版に「蕎麦と唐辛子のいい関係」
という特集記事が在った。



唐辛子は熱帯アメリカ差、ナス科の植物
日本へはポルトガル人が移入。

また、秀吉が朝鮮出兵した折りに齎した、
南蛮より入って来た等の諸説が在る。
当初は学者たちの観賞用として、、、その後
漢方好きの徳川家康の影響が在り、その頃に、
薬用として使用する様になった。
本薬草学者の貝原益軒が、薬としての効能を
認め、薬用として使用される様になった。

江戸時代、蕎麦が江戸市中に人気となり、
立ち食いの屋台から、庶民のファーストフード
として広まる。
蕎麦は当初、つゆに浸けて食べるものだったが
後に、せっかちな江戸っ子は「いちいち浸けて
食べるのは面倒くせい、、」と、傍に冷たい
つゆを掛けて食べる「ぶっかけ蕎麦」が広まり
寒い時期には茹でた傍に熱いつゆをかける「かけ
蕎麦が流行りだした。

寛永2年(1625年)江戸日本橋薬研堀に、
漢方薬を扱う薬問屋が多く在る中、薬種問屋
からしや」の中島徳右エ門が漢方薬からヒント
を得て、「七味唐辛子」を考案した。
薬味「七色とうがらし」とよばれた。

江戸中期になると「七味唐辛子」を薬味として
「ぶっかけ蕎麦」「かけ蕎麦」を食べる様に
なり、七味をかけて一気に食べる、、、これが
江戸庶民の間で大流行した。
七味をかけて汗をかき、活力が増す、風邪を引か
ないと言われる。

蕎麦にはビタミンB1,ルチンが豊富、唐辛子
にはビタミンC,Eとβカロチン、カプサイシン
が豊富。蕎麦と唐辛子の相乗効果である・
(中日新聞日曜版蕎 より引用)


今日の1句

麺すするはからずも手に唐辛子    ヤギ爺