令和元年10月29日(火)
八千草薫さんの逝去
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/90/521526d21b8fadb3881925e2252f3a97.jpg)
10月24日、女優の八千草薫さんが膵臓癌で
亡くなられた。 88歳であった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/9f/839a223d57cfbcb8c1b5c08a75aa6055.jpg)
大女優でありながら、常に清楚なイメージが在り
お淑やかで何時までも(その年相応の)美しさ。
優しい母親像の役柄保ち続けた女優は、他に類を
みない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/35/371ab1939ac00ef6b67c65bd4a2360ba.jpg)
1931年1月6日、大阪生
1947年 宝塚歌劇団に入団、清純派娘役
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/2b/25c33265bc82e1d80c56825fd9b5100e.jpg)
1951年 在団中、「宝塚夫人」で映画デヴュー
1954年 映画「宮本武蔵」、お通役
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/5e/65b38830d4f6445d1406e99f441247ab.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/13/ca1b0df06254fb84f1ec317721c11589.jpg)
1956年 日伊合作映画「蝶々夫人」主演
1957年 宝塚歌劇団を退団
1957年 映画「雪国」、駒子の妹葉子役
1972年 映画「男はつらいよ、寅次郎夢枕」
幼馴染のマドンナ役
2005年 映画「デイア・ドクター」出演
2015年 映画「ゆずり葉の頃」主演
テレビドラマ
1977年 「岸辺のアルバム」主演
2003年 「阿修羅のごとく」次女役![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/84/b5f7c3938c9db8e3b9cefcba9d1f0a78.jpg)
2019年 「やすらぎの刻」主演、途中病気辞退
八千草薫さんの映画での印象、思い出は正直あまり
無い。 私が小学生の頃、「宮本武蔵」を見たが、
武蔵(三船敏郎)と小次郎(鶴田浩二)の決闘に
目が行き、お通(八千草薫)の美しさ等、全く眼中
になかった。
「雪国」は後日(再上映)見たが、芸者駒子(岸
恵子)と池辺良の逢瀬が中心で、妹葉子(八千草薫)
の印象はなかった。
「男はつらいよ、寅次郎夢枕」では幼馴染のマドンナ
役(当時41歳の八千草薫)は溌溂として美しく、
生き生きと働く、とても輝いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/1a/ad56923913e88a2eafc608eac7a2c873.jpg)
八千草薫さんが新境地を開かれたのはテレビドラマ
「岸辺のアルバム」は、1974年の多摩川水害を
背景にした、社会派のドラマである。
多摩川沿いの新興住宅地に住み、平穏に暮らしていた
家族が、壊れて行く、、、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/18/0afb44fe851bd514d8eb640f68819573.jpg)
或る日、目の前に現れた男に誘われ、ラブホテルへ、
その姿を息子に見られ追及される、、、
夫は風俗営業で働く女性を(東南アジアから)斡旋
するバイヤー、、 長女は或る日レイプされ、、、
平和な家庭(マイホームが)壊れていく、、、、
折しも、多摩川を襲った大水害で、自宅が川の中へ
ながされ、、、 家庭崩壊、、、、
このシーンは、実際に堤防が決壊し、住宅が流失し
ていく、報道の映像が使用されていた。
この生生しい画面は、最近相次いで起きる水害に
ダブらせ、痛々しく目に焼き付いて離れない。
当時、八千草薫さん(48歳)適齢の年代、、
TV大賞主演女優賞を、テレビドラマ史に残る名作
となった。
他にも向田邦子ドラマ「阿修羅のごとく」でも好演、
単にお淑やかな美人女優ではなく、年を重ねる毎、
素晴らしい演技、個性も見せられている。
晩年の映画「ゆずり葉の頃」主演は秀作、ご自身
でも大変満足されていた様である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/7a/212bcd7e81e93610ee146c01f2d07499.jpg)
旭日小授章の受賞
今日の1句
淑やかに惜しまれつ逝く秋の暮れ ヤギ爺
八千草薫さんの逝去
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10月24日、女優の八千草薫さんが膵臓癌で
亡くなられた。 88歳であった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/9f/839a223d57cfbcb8c1b5c08a75aa6055.jpg)
大女優でありながら、常に清楚なイメージが在り
お淑やかで何時までも(その年相応の)美しさ。
優しい母親像の役柄保ち続けた女優は、他に類を
みない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/35/371ab1939ac00ef6b67c65bd4a2360ba.jpg)
1931年1月6日、大阪生
1947年 宝塚歌劇団に入団、清純派娘役
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/2b/25c33265bc82e1d80c56825fd9b5100e.jpg)
1951年 在団中、「宝塚夫人」で映画デヴュー
1954年 映画「宮本武蔵」、お通役
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/5e/65b38830d4f6445d1406e99f441247ab.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/13/ca1b0df06254fb84f1ec317721c11589.jpg)
1956年 日伊合作映画「蝶々夫人」主演
1957年 宝塚歌劇団を退団
1957年 映画「雪国」、駒子の妹葉子役
1972年 映画「男はつらいよ、寅次郎夢枕」
幼馴染のマドンナ役
2005年 映画「デイア・ドクター」出演
2015年 映画「ゆずり葉の頃」主演
テレビドラマ
1977年 「岸辺のアルバム」主演
2003年 「阿修羅のごとく」次女役
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/84/b5f7c3938c9db8e3b9cefcba9d1f0a78.jpg)
2019年 「やすらぎの刻」主演、途中病気辞退
八千草薫さんの映画での印象、思い出は正直あまり
無い。 私が小学生の頃、「宮本武蔵」を見たが、
武蔵(三船敏郎)と小次郎(鶴田浩二)の決闘に
目が行き、お通(八千草薫)の美しさ等、全く眼中
になかった。
「雪国」は後日(再上映)見たが、芸者駒子(岸
恵子)と池辺良の逢瀬が中心で、妹葉子(八千草薫)
の印象はなかった。
「男はつらいよ、寅次郎夢枕」では幼馴染のマドンナ
役(当時41歳の八千草薫)は溌溂として美しく、
生き生きと働く、とても輝いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/1a/ad56923913e88a2eafc608eac7a2c873.jpg)
八千草薫さんが新境地を開かれたのはテレビドラマ
「岸辺のアルバム」は、1974年の多摩川水害を
背景にした、社会派のドラマである。
多摩川沿いの新興住宅地に住み、平穏に暮らしていた
家族が、壊れて行く、、、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/18/0afb44fe851bd514d8eb640f68819573.jpg)
或る日、目の前に現れた男に誘われ、ラブホテルへ、
その姿を息子に見られ追及される、、、
夫は風俗営業で働く女性を(東南アジアから)斡旋
するバイヤー、、 長女は或る日レイプされ、、、
平和な家庭(マイホームが)壊れていく、、、、
折しも、多摩川を襲った大水害で、自宅が川の中へ
ながされ、、、 家庭崩壊、、、、
このシーンは、実際に堤防が決壊し、住宅が流失し
ていく、報道の映像が使用されていた。
この生生しい画面は、最近相次いで起きる水害に
ダブらせ、痛々しく目に焼き付いて離れない。
当時、八千草薫さん(48歳)適齢の年代、、
TV大賞主演女優賞を、テレビドラマ史に残る名作
となった。
他にも向田邦子ドラマ「阿修羅のごとく」でも好演、
単にお淑やかな美人女優ではなく、年を重ねる毎、
素晴らしい演技、個性も見せられている。
晩年の映画「ゆずり葉の頃」主演は秀作、ご自身
でも大変満足されていた様である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/7a/212bcd7e81e93610ee146c01f2d07499.jpg)
旭日小授章の受賞
今日の1句
淑やかに惜しまれつ逝く秋の暮れ ヤギ爺