令和元年10月26日(土)
新 酒 : 今年酒、新走り
新米で醸造した酒
かって酒は自家製で、収穫後の米を直ぐに
醸造したため、新酒は秋季であった。
酒は造られる順に、5種類に区別されていた。
新 酒 : 秋彼岸過ぎから仕込む
間 酒 : 10~11月
寒前酒 : 11~12月
寒 酒 : 1月
春 酒 : 2~3月
夏はいわば酒のシーズンオフであった。
そのため秋に出始める酒が新酒と呼ばれた。
江戸の中期以降、酒造りは寒造りが主となる。
今日では、新米で造った新酒は2月頃に市場
へ出回る。
現在では「寒造りの新酒発売中」と言う様に
宣伝されるので「新酒」という語にあった秋
のイメージは薄れている。
日本酒は造られる工程により、「荒しばり」
「中取り」「せめ」の3種がある。
荒しばり : 一番最初に出てくる部分で
香りが華やかで強い
中取り : 中間に出てくる部分
せ め : 最後に出てくる部分
新走り(あらばしり)とは、日本酒を搾った
時に、一番最初に出てくるお酒の事。圧力を
掛けずに醪(もろみ)の重さだけで自然に出
てくる、小量しか取れない、希少価値が高い
が、荒々しく深い味わいがある。
醸造の仕方
自動圧搾機
機械制御で管理され、時間が早くなった。
醪(もろみ)から酒を絞り出した後、酒と
酒粕に自動的に分離されるため、お酒が空気
に触れる時間が少ないので、味の変化を防ぐ。
反面、機械しぼりのため圧力が強すぎ、デリ
ケートな上質な酒には向かない(普通酒)
槽しぼり
槽の中に、醪の入った布袋を入れ、上から重
しをかけて搾る(圧力の調整ができる)
酒に余計な圧力かからず上質な酒が出きる。
(特級酒、吟醸酒)
雫しぼり
雫しぼりは、醪の袋を吊り下げ、圧力を掛けず
重力(自然)のみで袋から滴り落ちるお酒。
手間がかかり、値段が高い(大吟醸)
「あらばしり」は上記三つの方法いずれも、
最初の方に搾り出された酒をいう。
(圧縮、槽しぼりに於いても、重みを加える
前に滴るものをいう)
今日の1句
新酒下げ酒好きの輩久方に ヤギ爺
新 酒 : 今年酒、新走り
新米で醸造した酒
かって酒は自家製で、収穫後の米を直ぐに
醸造したため、新酒は秋季であった。
酒は造られる順に、5種類に区別されていた。
新 酒 : 秋彼岸過ぎから仕込む
間 酒 : 10~11月
寒前酒 : 11~12月
寒 酒 : 1月
春 酒 : 2~3月
夏はいわば酒のシーズンオフであった。
そのため秋に出始める酒が新酒と呼ばれた。
江戸の中期以降、酒造りは寒造りが主となる。
今日では、新米で造った新酒は2月頃に市場
へ出回る。
現在では「寒造りの新酒発売中」と言う様に
宣伝されるので「新酒」という語にあった秋
のイメージは薄れている。
日本酒は造られる工程により、「荒しばり」
「中取り」「せめ」の3種がある。
荒しばり : 一番最初に出てくる部分で
香りが華やかで強い
中取り : 中間に出てくる部分
せ め : 最後に出てくる部分
新走り(あらばしり)とは、日本酒を搾った
時に、一番最初に出てくるお酒の事。圧力を
掛けずに醪(もろみ)の重さだけで自然に出
てくる、小量しか取れない、希少価値が高い
が、荒々しく深い味わいがある。
醸造の仕方
自動圧搾機
機械制御で管理され、時間が早くなった。
醪(もろみ)から酒を絞り出した後、酒と
酒粕に自動的に分離されるため、お酒が空気
に触れる時間が少ないので、味の変化を防ぐ。
反面、機械しぼりのため圧力が強すぎ、デリ
ケートな上質な酒には向かない(普通酒)
槽しぼり
槽の中に、醪の入った布袋を入れ、上から重
しをかけて搾る(圧力の調整ができる)
酒に余計な圧力かからず上質な酒が出きる。
(特級酒、吟醸酒)
雫しぼり
雫しぼりは、醪の袋を吊り下げ、圧力を掛けず
重力(自然)のみで袋から滴り落ちるお酒。
手間がかかり、値段が高い(大吟醸)
「あらばしり」は上記三つの方法いずれも、
最初の方に搾り出された酒をいう。
(圧縮、槽しぼりに於いても、重みを加える
前に滴るものをいう)
今日の1句
新酒下げ酒好きの輩久方に ヤギ爺