遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

狐のカミソリ

2020-08-02 15:57:57 | 日記

令和2年8月2日(日)

狐のカミソリ : オオキツネノカミソリ

ヒガンバナ科の多年草、生草本球根植物

山地の林下に生え、暗黒色の根茎を持つ。

春、約20Cmの剃刀状の白緑色の葉を数本出す。

晩夏に葉が枯れてから、花柄を出し先端に数個の

ユリに似た花を付ける。6弁の黄赤色の花は有毒

である。

先日、白鳥庭園を訪れた。

金糸梅、桔梗などの小花が所々に顔を出し、山梔子

の花も僅かながら残っていた。

今の見頃は、睡蓮が咲き盛り水辺を彩る、、、、

池の奥の片隅に、オレンジ色のユリの様な花が咲いて

いた。 彼岸花の様に花茎の先端に揺れていた。

梅雨の末期で、前日に雷雨が在った様で、花も葉も

濡れ、一そう鮮やかである。

緑の中に鮮やかなオレンジ「狐のカミソリ」である。

 

愛知県豊田市稲武の夏焼城ケ崎、大平井公園内に、

狐のカミソリの群生地がある。

国道153号線と257号線の合流する「稲武町

交差点」から、約1Km程を左折し、県道80号へ

入り、5Km程進んだ所に目印看板が在る。

「オオキツネカミソリとケヤキの杜」とある、、、

見頃は8月中旬から9月初め頃との事。

これから見頃を迎えるが、かなり山深い所で、時に

クマ(冬眠準備のため)が出没する様で、注意が必要。

一人で出かけぬ方が良いとの事である。

 

今日の1句

大夕立狐のかみそりあざ笑ふ      ヤギ爺