令和2年8月2日(日)
狐のカミソリ : オオキツネノカミソリ
ヒガンバナ科の多年草、生草本球根植物
山地の林下に生え、暗黒色の根茎を持つ。
春、約20Cmの剃刀状の白緑色の葉を数本出す。
晩夏に葉が枯れてから、花柄を出し先端に数個の
ユリに似た花を付ける。6弁の黄赤色の花は有毒
である。
先日、白鳥庭園を訪れた。
金糸梅、桔梗などの小花が所々に顔を出し、山梔子
の花も僅かながら残っていた。
今の見頃は、睡蓮が咲き盛り水辺を彩る、、、、
池の奥の片隅に、オレンジ色のユリの様な花が咲いて
いた。 彼岸花の様に花茎の先端に揺れていた。
梅雨の末期で、前日に雷雨が在った様で、花も葉も
濡れ、一そう鮮やかである。
緑の中に鮮やかなオレンジ「狐のカミソリ」である。
愛知県豊田市稲武の夏焼城ケ崎、大平井公園内に、
狐のカミソリの群生地がある。
国道153号線と257号線の合流する「稲武町
交差点」から、約1Km程を左折し、県道80号へ
入り、5Km程進んだ所に目印看板が在る。
「オオキツネカミソリとケヤキの杜」とある、、、
見頃は8月中旬から9月初め頃との事。
これから見頃を迎えるが、かなり山深い所で、時に
クマ(冬眠準備のため)が出没する様で、注意が必要。
一人で出かけぬ方が良いとの事である。
今日の1句
大夕立狐のかみそりあざ笑ふ ヤギ爺