令和2年8月6日(木)
端 居 : 夕端居
室内の暑さを避けて、縁先や風通しの良い端近に
座を占め、庭の木々や草花を眺め涼を取ること。
暑かった日の夕方などに、涼しい風の通る縁側や
窓辺に座を移して寛ぐ。庭等に出てくつろぐ。
更にはその素足のまま、靴や下駄等を履かずに、
地面に降りることを「跣足」(はだし)という。
履物を何も履かずに屋外を歩き廻ることで、真夏
に素足で芝生の上や、砂浜等を歩くのは気持ちの
良いものである。
納涼の最も日常的な形が端居であるが、端居とは
あくまで家屋内の端近くにいる事をいう。
涼しさにほっとした心持をいう言葉である。
一日の終わった安堵の中、蚊遣りを焚き、団扇を
使いながら、軒先で心落ち着けるひと時である。
幼少期、夕暮れになると近所の大人たちが寄り、
「縁台将棋」が始まる。外野席が集まり、、、、
私達(子供)もこんな頃には、夜遅くまで遊んで
居てもあまり叱られない、、遊び疲れると将棋を
眺め、、やがて母親達が「寝る時間よ。」と、、
TVもなく、娯楽の少ない中、良き時代であった。
今では、余り軒先に床几(縁台)を出して寛ぐ
姿は殆ど見かけない、、せいぜい縁側で花火か、
親父はビール、、、
そう言えば、将棋の藤井聡太七段が昨日の王位
戦で3連勝、、タイトルに大手をかけた。
先月、棋聖のタイトルを取ったばかりである。
地元の春日井市(愛知県)では沸きに沸いた。
破竹の勢いの若武者に、「コロナも吹っ飛ばせー」
今日の1句
籠り居てふと端居する気まぐれに ヤギ爺