遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

長崎忌

2020-08-10 16:21:57 | 日記

令和2年8月10日(月)

長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典

昭和20年8月9日、広島(8月6日)に続き、長崎にも

原子爆弾が投下された。多くの人々の命が一瞬に失われた。

8月6、9日を「原爆忌」というが、9日は「長崎忌」と

も言われる。この日は長崎市を中心に全国で「平和祈願・

核廃絶」の呼びかけが行われる。

8月9日、被爆から75年の日を迎え、長崎市平和公園で、

「長崎原爆犠牲者慰霊平和記念式典」が営まれた。

10時30分、被爆者遺族代表による「献水」「献花」が

捧げられた。

 

11時2分、平和の鐘と伴に参列者や市民等が「黙祷」を

行った。

田上長崎市長の平和宣言が述べられた

「私達の街を原子爆弾が襲ったあの日から75年、3/4世紀

私達は、今も核兵器の在る世界に暮らしています、、、

瓦礫の中、焼けただれた火達磨の形相、黒焦げとなり転がる

屍体、、、毎年巡り来る幻影は脳裏に蘇る、、、、、

二度と他の誰にもさせてはならないと、必死に伝えて来まし

たが、、今また核兵器を使われる脅威に曝されている。

ここ数年、中距離核戦略(INF)全廃条約を破棄してしまい、

新しい高性能核兵器などの開発を進めています。

地球滅亡まで「残り100秒」、これ迄で最短の時間を示し

ています。、、、、

昨年長崎を訪れたローマ教皇の「核兵器から解放される平和

な世界実現のため、全ての人々が参加が必要。今拡大しつつ

ある不信の流れを壊さねばならない。」、、、、、、、

世界の指導者に訴えます。相互不信の流れを止め、対話と

信頼を、分断ではなく連帯を、、、、、、、日本の政府には

一日も早く「核兵器禁止条約」の署名と批准を実施し、、、

戦争をしない平和憲法の堅持すること。 亦、原爆後遺症に

苦しむ被爆者の救済を求めます。、、、、」

対して、安倍首相の挨拶は、広島での挨拶と殆ど変わらず、

「核兵器のない世界と恒久平和の実現に向けて、力を尽く

します。各国に働きかけ、積極的に貢献します、、、、」

亦、「核兵器禁止条約」への言及はされなかった。

何時も同じに「積極的に、全力で力を尽くします、、」

この言葉に何度騙され続けたか、、、

(画像はNHKTV、長崎平和祈念式典中継より)

「北方領土問題」「北朝鮮拉致被害者問題」等々、、

何一つ、、、、むしろ後退する一方である。

中日新聞10日朝刊より

 

今日の1句

核禁止最後の願い長崎忌      ヤギ爺