令和2年8月20日(木)
冷し素麺 : 索 麺
素麺は、小麦粉を食塩水で捏ね、胡麻油や菜種油を
付けて細かく引き伸ばし、天日で干して作る。
これを茹でて、冷水または氷水で冷やしたものが
冷し素麺である。 山葵、生姜、葱、みょうが等
の薬味を添え、煮汁を冷やしたものに浸けて食べる。
一気に啜るのが、極上の夏の味覚。
素麺流しは、竹で作った樋(とい)に冷水と伴に、
素麺を流し、自分の目の前に流れてきたところを
箸で掬いあげて食べる。
夏の野外での清涼感溢れる趣向で人気が在るが、
今年は新型コロナの影響で各地で中止されている。
素麺の産地は、奈良県桜井市の三輪素麺、兵庫県
龍野市の揖保乃糸や香川県小豆島等が有名である。
今日は歯の診療の日である。出がけにカミさんから
「今晩は何がイイ、、、」 即座に「素麺、、、」
我が家の定番は、冷素麺を浸けて食べるのではなく、
冷し中華風に、皿に麺を乗せて具を盛り付ける。
錦糸卵、胡瓜、貝割れ、オクラ、ハム、蟹(缶詰め、
蟹もどきの蟹蒲鉾)等を盛り、辛子を添えて麺つゆ
で頂く。具沢山でさっぱりして、食欲のない夏向き
の定番である。
今日の1句
診療日冷素麺を所望せり ヤギ爺