「古都逍遥 京都・奈良編」「花の詩」「日常のこと」や花や風景写真

 京都・奈良を中心に古刹・名刹や「花の詩」等の紹介。花や風景写真、オリジナルの詩、カラオケ歌唱など掲載しています。

【花の詩 百合】

2013年08月02日 07時33分25秒 | 花の詩
[花言葉]清純。けがれのない心

「百合の花は昆虫の化粧室だ 蝶が出てまいる
金粉の着物をきて リリー・スイート・リリー
香水をあおぎながら リリー・スイート・リリー
半巾(ハンケチ)をふりながら」
(堀口大学)
「夏の野の 繁みに咲ける 姫百合の 知らえぬ恋は 苦しきものぞ」
 (万葉集8巻-1500 大伴坂上郎女)
 <夏になると、山の中の繁みには誰にも見られることもないのに姫百合がひっそりと咲いている。まるで私の恋と同じ、あなたに伝えることもままならず、一人でひっそりと想うだけ 苦しくて切ない>

「うちなびく繁みが下のさゆり葉のしられぬほどにかよふ秋風」
(「続古今集」 (詞書略)藤原定家)

「星かげにすみれの露よ百合の香よわがあけぼのの道うつくしき」
(「むらさき」与謝野鉄幹)

「さはいへどそのひと時よまばゆかりき夏の野しめし白百合の花」
(「みだれ髪」与謝野晶子)


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