「古都逍遥 京都・奈良編」「花の詩」「日常のこと」や花や風景写真

 京都・奈良を中心に古刹・名刹や「花の詩」等の紹介。花や風景写真、オリジナルの詩、カラオケ歌唱など掲載しています。

秋の日の ヴィオロンの ためいきの 

2020年09月30日 09時59分57秒 | 日常のこと&写真
 マンションの周囲と中歩道に沿って植えられている桜が、時折の初秋の風にハラハラと葉を散らし始めている。
まださほど色づいてはいないのだが、初秋の風は、古今和歌集にも歌われているように「風の音にぞ驚かれぬる」というわけで時折強く吹き抜けることがある。
 ここのところ陽の暮れるのが早くなった感があり、秋本番近しという気配だ。
陽の入りも、秋の陽はつるべ落としと言われるごとく、あれよあれよという間に山陰に消えて行く。
カメラを取り出しレンズを装着している間に、命、消えゆくがごとくだ。嗚呼
[落葉]
秋の日の ヴィオロンの ためいきの 
身にしみて ひたぶるに うら悲し
鐘のおとに 胸ふたぎ
色かへて 涙ぐむ
過ぎし日の おもひでや
げに我は うらぶれて
こゝかしこ さだめなく
飛び散らふ 落ち葉かな
(作:ポール・ヴェルレーヌ、訳:上田敏)


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あれから25年 幸いなるかな

2020年09月29日 17時24分06秒 | 日常のこと&写真
冷房のカビ取りや掃除を済ませて今年の夏も終わりだ。暖房には使わないので来年まで埃除けで覆った。冬はカーペットのみで、子供たちが来た時だけガスストーブを入れる。それ以外は日当たりも良く炬燵やホットカーペットだけで十分暖がとれる。
 次号の記事原稿も仕上がり明日本社へ発送。
 16時~18時指定していた消毒液「次亜塩素酸水」が宅配で届いた。商品名は「ジアニスト」(エスエーシーラボ㈱)で、いろいろ試した中でも良い感じ。
 今月の学習塾の仕事も今日で最後、早いもので下半期へ移る。そして私が退職し、3年間の浪人暮らしを終えて新聞社に勤務するようになったのも10月1日からで満22年目を迎える。1995年に独立したので離職してから25年になるのだ。早いもので、退職後、講演家として全国を飛び回り、そして新聞社に招聘され編集の仕事。浪人が明けて一気に多忙となった。浪人暮らしの3年間の前半半分は職に就かず出版のための執筆に没頭していた。そしてラストの1年間、清掃と倉庫作業で次なる道のために自分の精神を鍛えるため仕事に専念した。3年間の浪人生活はその後の自分にとって「幸いなるかな」の人生が待ち構えていた。
 新聞の仕事もそうだし太鼓との出会い、まことにまことに幸いなるかなである。


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ミスワールド日本代表で昔を思い出す

2020年09月29日 09時40分28秒 | 日常のこと&写真
 2020年度ミスワールミス・ワールド日本代表に秋田県(大館市)出身の「金谷鞠杏(Kanaya Maria)」さんが選ばれたというニュースに接した。
 秋田県出身者でワールド代表は16年ぶりという。
 秋田出身ということが目に映り、遠いとおい昔の記憶が蘇った。
 それは、私が秋田勤務時代の昔むかしの想い出にさかのぼる。
 
 勤務先の女性事務員が寿退職し、欠員を補充するため事務員の募集をした。
 金融関係なのでいつも大勢の応募があるのだが、どういうわけだか一人だけの応募だった。
 あどけない顔立ちですらりとした八頭身の美人だった。窓口業務なので容姿にも注目するのだが、それよりも事務能力とあわせて顧客対応能力的も重視する。
 高校卒業してほどない彼女、いずれの条件にも適応した。
 2~3日の回答保留の間、だれも応募してこなかったため採用した。
 その子、仕事も早く覚え、顧客からの評判も悪くなかった。「よい人を採用した」と内心喜んだ。
 
 そして1年後、私は東京勤務となり5年勤めた秋田を離れた。
 それから2年足らずの東京勤務から事業所再建の命を受け福島県へ赴任した。
 それからほどなくのことだ、秋田支店の女性事務員があのとき採用した子を「ミスインターナショナル」へ推薦応募したのだ。
 それがあれよあれよで秋田県代表となり、全日本代表、つまり「1978年ミスインターナショナル日本代表」にまで上りつめた。
 その子の名は「田口淳子」さん。
 福島の地でその知らせを聞きビックリポだ。あどけなかった美少女がミスインターナショナルに。
 田口さん、その後、本社の秘書課勤務を命じられ社長秘書を務めながらインターナショナル日本代表者としての数々の任務を果たし、芸能界入りも期待されたが秋田に帰り、事務員として仕事に励み、某自動車デーラーの人と結婚し退社、幸せに暮らしているという。
 12年ほど前から音信が途絶え、しばらくブログにコメントが入っていたが、もう遠いこととなった。



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もの悲しい秋、その情緒がやけに好きだ

2020年09月28日 11時11分21秒 | 日常のこと&写真
 秋の夜は好きだ。ものがなしい気分になれることが好きという訳ではない。
 物悲しといえば伊勢物語に『つれづれといとものがなしくておはしましければ』という言葉がある。退屈というような表現で綴られているが、秋はけして退屈ではない。秋の夜長、何もしなくても静かな時の流れを感じているだけでもよい。そこにクラッシックの、そう小夜曲でも流れていればなお至宝のときとなる。疲れはかなり治まっているが、今夜は悲しい「シューマン」の調べが気分的に合いそうだ。虫の音も下の林から聞こえてくる。十五夜もちかい。十三夜、十五夜、十六夜、十八夜など秋は月の光が似合うものだ。コスモスに月の光、なーーーんて言うのも絵になる。
 こういう日は東山魁夷画伯の「青い」月明り。平山郁夫画伯のシルクロードをラクダに乗って旅する青い月の砂漠なども思い浮かぶ。秋の夜、ススキの原野、燃え立つ紅葉、木枯らしに舞う枯れ葉、どれをとっても私にはときめきの光景だ、こういう情景、情緒がやけに心の琴線にふれてくるのだ。
 曽爾高原のススキをみにいきたくなった。










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今日は練習日

2020年09月27日 17時51分08秒 | 和太鼓
 今日は津田多目的ホール(2階)で練習。あいにく1階の会議室を使用しているということで少し音を落として欲しいとの要望が事務所からあった。音を控えるといっても軽く叩いても相当響くのでそれは難しい。
 練習は30分叩き15分休憩というパターンで12時15分で切り上げた。約1時間早く終わらせた。
 今回も「八丈島太鼓うねり」を中心に取組んだ。「八丈島太鼓ドンドラ」は大きな音を控えてほしいという要望なので次の文化センターで取り組むことに。
 今日はチョコチョコミスが目立った。こういう時もあるだろう。「ペガサス遥かなる宇宙(そら)」をみんなの相談によって一部変更があった。こうやってメンバーで相談し合意のうえで曲作りをしてくれるとありがたいこと。
 また、気になっていた篠笛を他の人たちに休憩してもらい特訓。音程が悪くテンポもズレる。これはブレスが悪いためだ。この曲に2年取組んでもらっているが進歩なし。曲が吹ければという感覚だから上達しないのではということでチョッピリ厳しく指導に当たった。宿題は15秒間ワンブレス(一息)で同じ音量高低で吹き続けられるように自習するようにと。本来20秒程度ほしいが、とりあえず10~15秒ワンブレスであればいろんな曲に対応できる。よくよく観察すると胸式呼吸で息を吸い込んでいたので腹式呼吸で一気に吸い込めと何度もやらせた。どうにかコツをつかんでくれたようだ。一つの曲がしっかりできるようになると次のテーマに取組めるのだが、この一曲が進まない。もう一点、音を出すだけで「奏でる」が出来ていない。音に感情が入っていないのだ。これでは聴いてくれる人に伝わらない。まだまだ道のりは遠いか・・・。
 帰宅して昼食を済ませてから上新電機へ。発注していたプリンターが届いたという。 今日は若者たちがみんな休んだのでチョッピリ寂しい練習。
 大相撲、正代が初優勝、デカシタ天晴れ―――。これで大関昇進も決めたようなものだ。
















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「紅い川」彼岸花の里

2020年09月26日 21時49分12秒 | 風景

小さな秋から栗、柿、葡萄が美味しさをます秋たけなわの時節に入った。
秋の入り口の道しるべとなる曼殊沙華(彼岸花)はもう峠を越えて色あせようとしている。
今年はお目当ての「彼岸花の里」(亀岡市穴太寺一帯)には目立つほどの彼岸花が咲かず、地元をはじめこれを目当てに訪れた人たちをガッカリさせていた。
私は、亀岡市西別院町犬甘野の蕎麦の花の撮影に出向いたおり、「はて毎年この時節には田畑一面が紅に染まっているのに」と怪訝に思うほど彼岸花が見当たらない。
国道沿いの道に点在して咲いている程度だった.「はてさて、密になるのを避けるため花芽を切り取ってしまったのだろうか」と思いめぐらせた。
各地方の花の名所で刈り取ったというニュースを見ていたからだ。
そんなわけで,これまでに撮影した写真をアップして偲んでみた。








                こんな光景が好きかな








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最後の展示会

2020年09月26日 18時13分22秒 | 日常のこと&写真
来月13日から20日にわたって開催される文化祭に展示する作品、ようやく決まった。
あれこれと迷っていたが、プリントの仕上がり等を確認し、最後の審判を妻に、「どの組合せがいい?」と見てもらった。
展示会にくる観客の目線で判断してもらったところ、テーマ[郷愁]とした美山町の写真が今の季節感と一体となるし見栄えも良いという。
ということで、「橋」をテーマにした作品はマンションギャラリーの個展に出す作品として保留した。
「春」をテーマにしたものはもう一度検討してから。
アートギャラリー出展写真
「郷愁の里山」




マンションギャラリーに出展予定の作品
「流れ橋」(家路)

「渡月橋」(古都の雪)


モール街アートギャラリーは、来年9月、市の「総合文化芸術センター」が竣工することから、今年度限りで閉館することになっており、最後の展示会となる。
そこで「半切」か「全紙」プリントで出展したいがサイズ指定をされW四つまでとなった。



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かやぶきの里 美山町

2020年09月23日 23時49分01秒 | 風景

台風が接近しているというのであきらめていた美山町行、予報が外れ秋晴れとなったことから急ぎ支度をして出発。
 これまでは高尾から周山街道を通って山越えをしていたが、狭い道と七曲の山道、運転も疲れることから京都縦貫道にのり、園部インターで下りて府道19号線をひた走った。初めて通る道だがこれは楽だった。連休明けとあって道は空いている。
 2時間足らずで美山の里に到着。若者たちも来ていたが、どちらかというとカメラ愛好家のお年寄りが多かった。念願の美山町蕎麦の花をテーマに撮ることができた。先日の亀岡市での蕎麦畑の撮影よりは「絵」になる景色だった。
 1時間ほど撮影に没頭、そう広くない村落、それでも4500歩ほど歩いていた。ひとしきり撮り終えると食事タイムだ。駐車場と隣接の手打ち蕎麦処「きたむら」(美山町北)でトロロ蕎麦の冷たいのを注文。830円で観光地としては安い方か。地鶏の玉子とトロロ。チョット濃い目の出汁、美味であった。汗もかいたし濃い目で幸い、汁まで飲み切った。(〒601-0712 京都府南丹市美山町北)
 





























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燃えよ空

2020年09月22日 20時31分03秒 | 夕焼け

司馬遼太郎の「燃えよ剣」という土方歳三を描いた物語のタイトル、その「燃えよ」を空に描いた「燃えよ空」。
別府の血の池地獄の如く不気味な夕焼け。だけど美しい・・・。
日曜日の夕焼けとまた趣が異なっていた。秋が深まるこれからの夕焼けが楽しみ。











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ようやく完成した、やれやれ

2020年09月22日 16時32分37秒 | 日常のこと&写真
来週末発行の情報紙が出来上がり、取引先の印刷所へPDFを添付、送信した。
元稿と割付表は今夕宅配便にて発送し、木曜日午後に初ゲラが上がる予定。
指が痛くなければこんかなに長引かないのだが止むをえない。仕事である以上投げ出すわけにはいかず我慢しながら・・・。
特に左手の人差し指中指がひどく、第二関節がカクンと折れ曲がり元に戻そうと思っても自力では戻らない。
左手でそれらの指をつまんで元の状態に戻すしかない。そしてその指の腱をさすって痛みを治める。
左手はここのところ折れ曲がることなくジンジンと痛むだけなので辛坊しながらキーを打っている。
今日の作業が終わると暫くキーを打たなくてもよいので治療に専念。

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