「古都逍遥 京都・奈良編」「花の詩」「日常のこと」や花や風景写真

 京都・奈良を中心に古刹・名刹や「花の詩」等の紹介。花や風景写真、オリジナルの詩、カラオケ歌唱など掲載しています。

第二話「無意識の意識の働き」

2024年11月30日 22時05分21秒 | 朝目覚めたら新しい自分がある
第二話「無意識の意識の働き」
江戸時代の剣術家伊藤一刀斎の言葉に「人は眠っている時でも、足がかゆいのに頭をかくことはしない」といっているのがある。剣の極意を例えて言い表したものだが、極意を得とくした者は無意識のうちに身体が反応するものであると言っている。
 人間には計り知れない無限の能力が備わっている。普段は気づかない能力で火事場の力という想像以上の力があるというもので、身に危険を察した時に咄嗟に防衛する機能が働くことがある。反射神経もその能力の一つで、小さな虫が目に飛び込んできたりすると瞬間的に目を閉じてしまいます。自分の意志とは関係なく無意識に目を守ろうとするのです。
 殺気を感じるという意識がありますがこれなども身体防衛本能の働きといえるでしょう。人間には誰にでもこのような能力が備わっているもので、いわゆる気の力という能力で、この能力は精神を集中することによって潜在化していた予知能力や積極的な意志の力が顕在化して現れるのです。
 剣豪といわれた柳生但馬守や宮本武蔵などにも影響を与えた草庵の高僧沢庵和尚は、「至極の位に至り候えば手足身が覚えていて候。心は一切いらぬくらいになるものにて候」と説いている。自分自身を信じて何事にも一途な気持ちと気概で立ち向かっていくことができたら信じられないほどの力が湧きおこり願望を成就することができるのです。誠心誠意心を込めて専心一途に打ち込むところに潜在意識がふつふつと目覚め、気が満ち溢れ積極的な生き方生きがいが生まれるのです。


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第一話「新しい朝を信じる」 

2024年11月30日 11時44分48秒 | 朝目覚めたら新しい自分がある
寝る前3分で読む本「朝目覚めたら新しい自分がある」を掲載いたします。
第一話「新しい朝を信じる」 
あなたは「なんてすばらしい朝だ」と感じられて目覚めることがありますか? 
目覚めたとき何かいいことがありそうだ、そう信じられる朝を迎えられたことはありますか? 
朝は一日の始まりであり、人生の新たな始まりでもあるのです。 
その素晴らしい朝に「なんてすがすがしい朝なんだろう」と感じられる新鮮な朝を迎えられるようになることが一日を生き生きとさせる始まりであるのです。 
ひんやりとした朝もやの匂い 
朝露に濡れた草花の香り 
雀のなく声、朝餉の味噌汁の匂い 
そんな朝の風情が匂いとなって漂ってくる新鮮な朝 
そのような朝に心を浸してみてください 
目覚めたときに新鮮な朝の匂いを体いっぱいに感じ取ってみてください 
朝は新鮮な気が満ち溢れているのです 
孫氏の兵法に「朝気は鋭し」という言葉があります。この「朝気」というのは太陽が東の彼方に昇る少し前、稜線に薄っすらと紫色を帯びてほんのりと赤みを帯び始める黎明のころを指しています。そう枕草子にある『春は、あけぼの。やうやうしろくなりゆく山ぎは、少し明かりて、紫だちたる雲の、細くたなびきたる。』その時刻で、草木も鳥たちも目覚め活動を開始する。 
「鋭し」というのは霊気を帯びたその時刻のことで、全身がぞくっと震えを起こすほどに気が充実し「よし! 今日も一日頑張るぞ」そんな気合が沸き起こる。霊気が漂っている朝気は何だかいいことがありそうな予感が漂い、よき仕事ができそうなそんなときめきを感じるのものです。 
あなたは新しい自分になるために朝気のたちこめる時刻に目を覚ましましょう。新鮮な朝の匂いを胸いっぱいに吸い込みましょう。 
黎明の朝もやの中で「よし! 今日も頑張るぞ」一声叫んでみましょう。 
東の空を仰ぎながら良き一日の始まりの予感を体いっぱいに感じとりましょう。 
さあ、あなたは明日の朝が素晴らしい一日の始まりになることと信じて眠りにつきましょう。そして黎明なる時刻に目覚めるように心を変えましょう。


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朝目覚めたら新しい自分がある

2024年11月30日 00時13分38秒 | 朝目覚めたら新しい自分がある
 主だった終活作業はほぼ終えているが、整理していなかった引き出しを漁っていると30年ほど前に書き上げた原稿が出てきた。退職してそれまでの経験をもとに生き方と営業手法についてのマニュアルを原稿に仕上げ業界新聞社に持ち込んだ。これが評価されて2年連載で新聞に掲載され完了したところで「図書」にして売り出したいということから喜んで協力、立派な本に仕上がった。タイトルは「いつも今が始まり、一瞬懸命」としたが発行した新聞社では「セールスの極意」として販売した。おかげさまでこの手の図書としてはベストセラー入りで、日本郵政やJA共済、国民共済はじめ損保・生保などの講演依頼へとつながった。
 この原稿を書き終えて第二弾となる「眠る前に三分で読む本『朝目覚めたら新しい自分がある』」というタイトルの生き方論を綴った。第一話から第八十話迄ノ長編だったが、書き終えたとき第二の人生となる別の業界新聞社のオファーを受けて入社し80歳まで勤めることとなった。
 結局この原稿は図書になることなく眠っていた。勤務した新聞社では読み物的なものを綴り「古都逍遥」京都編・奈良編、そして「支部長奮闘記」や「ちょっと一服雑学の玉手箱」とか「花の詩」などを掲載した。
 せっかく書いた「朝目覚めたら新しい自分がある」を埋没させるのも忍びなく、ここに掲載して残すことにした。




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