2012年9月の反日デモ激化から1年――。今も現地に住み続ける日本人たちが語った、中国の現実、中国人の本音、そして日中関係の行方。
戦後最悪ともいわれる日中関係のなか、彼らはいったいどんなふうに中国を見てきたか。
駐在員からブロガー、建築家、NGO代表、研究者、日本語教師、俳優、起業家、寿司職人、医師、主婦、高校生まで。
マスメディアの報道だけで知ることのできない、108人の中国在住日本人の証言。ーー>在中日本人108人の「それでも私たちが中国に住む理由 」が8月30日に出版された。(=>本の案内は
こちら)
私は、この騒動の中、南京で一人生活していた。昼間は安全な事務所、(弊社は日系でない外資系で、日本人一人がいることは世間には余り知られていない)で、夜はセキュリティーが整ったアパートで、朝晩は、ドイツ系の車で送り迎えで、Door to Doorで外部には一切出ない生活をしていた。
(1974年8月15日に韓国でおきた
文世光事件の後に、経験した在韓国日本人排斥運動中と似たような経験=日本人宿舎が暴徒に襲われたりした。私の宿舎は暴徒に襲われなかったが、危険があり、毎晩逃げ回っていた。)
外資系の会社上層部は、私が日本人で一人南京で働いていることを忘れていて、特に対応してくれてなかった。
過去の韓国での経験が役立った。一人でこれで良いと思われる行動で、対応していた。
まあー、一日の大半は安全と思われる会社の事務所にいることができたので、幸いだった。騒動中は、ずっと一緒にいた仲間が頼りだった。
騒動が静まったの後は、馴染みの日本料理屋でおとなしく食事をしていた。
ある時、社長と話す機会があり、
蘇州などの事件の例を説明し、「上記のように何とか生き延びてきたよ」と話すと、気づき、あわてて済まなかったと詫びていた。経験のない外国人には気が付かない事であろう。
私生活はあまり書いてないが、昨年のブルグを拾ってみよう:
2012年9月
9月11日、反日運動はどうなるか?
9月11日、反日運動はどうなるか? 18日はやばい
9月15日、ついに南京でも、反日デモ(ー_ー)!!
9月16日、激怒的鶏蛋 免費
9月17日、尖閣問題おさらい
9月18日、政府に踊らされて、デモに走る中国人
9月19日、恩を仇で返す中国人 大国として品格を失う
9月20日、日本料理店 客足は戻る?@南京
9月21日、日本料理店 客足は戻ってない@南京
9月22日、閑古鳥が鳴く日本料理屋 南京
9月23日、SHARPも燃やされる?
9月27日、尖閣諸島問題を理由に会社を去る中国人?
2012年10月
10月09日、錦織選手が万一の場合はどうしてくれる? 上海マスターズ
10月10日、やはり、ヤジはあった。でも、さらりとかわす錦織! 上海マスターズ
10月13日、中国就労ビザ 取得困難 !!
10月20日、中国就労ビザ延長は本当に困難か?
10月20日、丹羽大使、日本の危機感の低さを懸念!?
10月25日、中国就労ビザ延長 成功 万歳!!
10月29日、特別警戒? 異様な光景
正直、この最中は、ずっとは中国には住みたくないと思ったね。