若造三人が競馬場に行きたいというので、新潟競馬場に連れて行った。
若造三人は、競馬場は初体験である。
競馬歴の長い俺としては、競馬は楽しいと同時に難しいものであると、車中話をしながら行ったのであった。
「10レースやっても当たるのはせいぜい2~3レースだろうから、はずれてもがっかりしないように。帰りの車中は暗い雰囲気になるだろうが、それにめげてはいけない」というようなことを言ったりした。
新潟競馬場には10時半に到着。
ゴール前に陣を取り、曇りの天気で涼しく、気持ちよい中で観戦した。
新潟競馬場の食べ物は正直充実していないのだが、ここだけの名物「カレー焼きそば」390円を食べる。なかなか旨いし、量も多い。
武豊さんの勝利騎手インタビューなんかも見れた。
たかが馬のレースに何千円も何万円も賭けて熱くなるのは馬鹿である。
そういう訳で俺は馬鹿だ。
メインレースの馬券2枚。
合わせて5000円である。
下の馬券は「おみくじ馬券」といって、ランダムに選んだ馬番が書いてある。
そしてはずした。
結果を一応載せるとこれ。
よく見るとわかるのだが、ハナ差で4着の馬が3着に入っていれば三連単は当たったのだが・・・・。
競馬をやっていればよくある話しだ。
新潟の収支は12レースやってマイナス2270円。
若造三人は地道に馬券を買って三人ともプラス。
しかし、俺はこうして競馬の難しさ、社会の厳しさを身をもって教えてあげたのだよ。
感謝しなさい!
そして俺は帰り道、ブタマンをおごってもらった。
ありがとう。涙が出る。