平にあるうどん屋でうどんらしき物を食べた。
店は満員で、15分ほど待った後に席に着くことができた。
「釜揚げ天ぷらうどん」という物を食べた。
俺は細くて長い物ならばたいてい好きで、えのき茸でも糸こんでもいいのだ。
麺類でまずいと思ったことは今まで一度しか無い。
が、これが二度目になった。
これはいけない。
うどんの形をしているが、正体はちくわぶだと思う。
「こし」というものがまるで無い。
店名が別だった頃(10年以上前)以来だが、前はこんなんじゃなかったな。
車を運転しながらラジオを聞いていたら、TOTOの「Africa」が流れて来た。
太陽が西にあってギラギラ輝いていて、この歌を聴くのにピッタリの雰囲気。
この歌にはいくつか思い出がある。
新宿でやったTOTOのコンサートで、この「Africa」が流れたときの盛り上がりが凄かった。
会場ではみんなが
「I bless the raaaaaains down the Aaaaaaaaafircaaaaaaaaaa」の大合唱。
叫ぶんじゃなくて、感情を抑えながら、聴衆が歌った姿に鳥肌が立った。
ノリノリの曲じゃない。
俺の隣の人たちが立ち上がって手を叩きながら歌おうとすると、後ろのアメリカ人二人が
「見えないので座ってもらえませんか」
といい、言われた方達は「すみません」と言って座る。
言ったアメリカ人は「ありがとう、礼儀正しいですね」と言う。
こんなきちんとした雰囲気の中での「Africa」。
今でもはっきり思い出すことができる。
前に勤めていた会社の同僚、佐○木とはよく飲みに行った。
酔っぱらって、東京の街を二人で「Africa」前奏のメロディーに合わせて
「とーととっととっとっとー」って大声で歌って歩いた。
好きだった人がこの歌が好きだった。
最後まで流してくれたラジオ福島に感謝する。