いわき市のおやじ日記

K流釣り、K馬、そして麺食いおやじのブログ。
山登り、読書、映画、陶芸、書道など、好きなことはいろいろです。

フォルトゥナの瞳 (このブログ長いなぁ、時間があっても読まないよなぁ)

2017年09月24日 | 

最近私の目はおかしい。

この間いわき行きのバスに乗った時、隣の人が手が透き通って見えた。

最近体のあっちこっちが異常をきたしているので、「あぁ、ついに目にもきたか」と思った。

 

しかしその数日後、ミニストップのレジに並んだ時、前の人の体がほとんど透けて見えたのには驚いた

しかもその透き通った人はコンビニを出た後、すぐ前の道路で車にはねられて亡くなってしまった。

 

もしかして透明に見える人は、間もなく死ぬ運命にある?

そして私はそういう人を見分ける異常な目を持っている?

半信半疑だったが、それが確信に変わったのは病院に行った時である。

 

私は総合南東北病院という大きな病院に通っている。

そこには体半分ぐらいが透明になっている人が数人歩いていた。

「うわぁ、こんな超能力みたいなの、いらねぇ」と思ったのだが、その後も何人か透明になった人を目撃した。

そして私の知る限り亡くなっている。

 

話は変わるが、auから「もっと安い契約内容に変えませんか」という手紙がきた。

近くの鹿島町のauショップに手続きに行ったら、20代の有村架純似の美人ではないが可愛い女性が対応してくれた。

手続きをしている時ふと彼女の手を見たら透き通っていた。

「あの、仕事が終わった後、ちょっとコーヒーでも付き合っていただけませんか?」

私はいい年こいたおやじであるが、彼女の運命を変えなければと思ったのだった。

多分来ないだろうと思ったが、約束したスターバックスの入り口から見える席で彼女を待っていた。

 そしたら来たのである。

話をしている時に彼女の手を見たら、ちゃんと全部見えた。

この人の運命を変えたのかもしれない。ほっとしたがその直後、心臓がキューッっと痛んだ。

中学生の時に心臓弁膜症と言われていたし、今年の健康診断で「心臓の音がおかしい」って言われたし、そのせいかな。

メタボを治さなきゃ。

彼女とはそれからいろんな話をして仲が良くなり、たびたび会うようになった。

 

また話は変わるが、私は二つの保育所を経営する社会福祉法人の理事である。

先日、会議のためにY保育所に行ったら、全ての年長の子ども達の体が透けていた。

「近々、年長がどこかに行きますか?」と所長に言ったら、「来週合宿だからバスで西会津に行きます」とのこと。

高速道路での事故が考えられる。

多くの子供達が犠牲になるのはなんとしてもくい止めなければ。

しかし前に心臓が痛んだのは人の運命を変えたからかもしれない。

死神が「このやろーっ」って私のことを思って、嫌がらせをしているのか。

それでも年長の合宿を止めなければ。

だが大勢の運命を変えれば私の心臓はもたないかもしれない。

 

ってそんな話でした。

すみません、ネタバレです。

弟に借りて読みました。

この作家、こういうのも書くんですね。

フォルトゥナの瞳 (新潮文庫)
百田 尚樹
新潮社
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