目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

絶望の中の一筋の光 <業務連絡あり>

2011年04月10日 | 核のこといろいろ



海に、命の海に基準値の何千倍もの高度汚染水が流されてしまいました。

ささやかでも脱原発の活動をしていた私にとって、
自分家の板はがして、その穴ふさぎたいくらいの、
言いようのない切なさがあり、しばし打ちのめされました。



それでも、何かしなくては!何かしなくては!と
(表現は漠然としすぎていますが)
今も思い続けています。




2歳の息子がおなかにまだいた頃、
刈羽柏崎原発廃炉を目指す方をお招きし、原発の勉強会を催しました。
(トップ画像は、その時のチラシのイラストです)


勉強会の内容は、
真摯に聞けば聞くほどに、
国をあげて危険な道へと猛進している姿に、大きな絶望感がありました。

その絶望を抱えつつ、活動を続けるには、自分には精神力が足りないように思いました。

知らずにすませられたらどんなによかっただろう、とも思いました。
でも知っちゃったから、知らないふりして暮らすことはできないよね、とも思いました。
(そのへんは単純)

反原発を掲げて、胸に抱えて生きていくには、
素直な精神部分とは別の部分で「鈍感」でなくては、と悟り、
今もちびちび活動しています。

社会へ提言しつつ、
自らの暮らしも省エネタイプにしながら、
暮らしを大事にし、
さらに家族と息子の将来も考えつつ、活動する。

それは(事故以前は)大きなパワーが求められるものでしたが、
事故がおこり、収束すらつかない今の状況を考えると、
今後日本に住む多くの人が、同様のものを求められるのではないか、とも思います。


勉強会の終わりの挨拶の時、
「おなかに子どもがいるという立場で、会場に来た人にメッセージを伝えたら?
きっとすごく説得力があると思う」


と言ってくれた友人に、
笑いながら辞退を伝えました。


おなかの中に、これから生まれる子どもがいる。


それはもちろん、原発を反対する理由として
とてもわかりやすいものです。

でも、息子が、子どもがいるから原発がいらないのではなく、
今ここにいる自分も含む全ての生き物のために、原発が危険だから。

友達が言うことも、すごくその通りなんだけど、
「自分の子どものために、皆さん原発にNOと言ってください」
というのは何か違うような気がして、

友人にも誰にも何も言うことができまぜんでした。



刈羽柏崎原発の発電が再開された後、息子は生まれました。

こんな世界でも、息子は嫌がらずに、頑張って、
生まれようと思って、産まれてきてくれた。

赤ちゃんは明日への希望です。
絶望なんて言っていられないくらいの、大きな力です。


その「希望」を育てるための全てが健常であってほしい、
そう願っています。










<業務連絡>

自然エネルギーを今後すすめてくれる団体などに
寄付するお金を集めるために
現実逃避チョコレートケーキの名を改め、4月3日より
「頑張れチョコレートケーキ」を1ホール2000円で販売しております。
沢山の方からご注文をいただき、連日チョコレートケーキを焼いております。

本当にありがとうございます。

和歌山県のAさま、返信メールがかえってきてしまいました。
配達日などお知らせしたいと思いますので、返信可能なメールアドレスをお知らせいただけましたら幸いです。
どうぞ宜しくお願いいたしま~す。

1クリックも明日への希望?こちらもどうぞよろしくお願いいたします。






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