目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

2016年カレンダー制作、いらすと小話

2015年12月04日 | イラストのお仕事
本日のお話は、前回の続きです。

頑張ってつくった2016年カレンダー。
今回は、3、4月のイラストのご紹介です。

トップにも使っていますが、佐渡の伝統芸能といえば、即これを思い浮かべる方、たくさんおられると思いますが、
鬼太鼓です。
(おんでこ、と読みます)

鬼の島、とも形容されることもある佐渡島。
(でも鬼が島じゃないよ)

鬼は佐渡では「神様」です。

鬼太鼓は、佐渡では色々なタイプがありますが、
小さい頃から見続けていたもっとも定番タイプの鬼太鼓の形を描きました。


実は、今回の伝統芸能シリーズでは、それぞれの芸能の説明は一切入れていません。

作成当初は、それも考えて文章も作成していたのですが、

これで完成!という推敲した文章も作ったのですが、それを読んだ夫が

「(伝統芸能への)愛があるならやめたほうがいい」と言われました。

鬼太鼓ひとつをとっても、幾種類ものタイプがあり、伝説も伝統もあるし、
もしかしたら、一家族ごとに異なるものがあるかもしれない。

それをたったの何十行で説明するのは到底無理な作業なはず。

それこそ何十枚もの論文になるはず、

というようなことを言われ、「む~ん、それも確かにそうだな」と思い、

色々な説明をつけるのが大好きな私には、苦渋の決断ですが「削除」しました。


それはそれとして、

イラストは、すごく難航を極めました。






鬼の顔が大変で(笑)


描き始めて、「あれ?鬼の牙って上からはえているっけ?下からはえているっけ?」

「あれ?鬼の角ってはえているっけ?はえていないのもあったような…」

っていうような、何気なく見ているものを改めて描こうとすると、何も覚えていないことに気づきました。


あと、大変だったのは衣装の模様です(笑)

あの▲の連なりが、もういつまでたっても終わらなくって(笑)

どうかすると、▲の連なりの角度のせいで、鬼太鼓を踊っている鬼の足の角度が微妙な感じになってしまい、
かきなおしをしたり…


鬼の表情がようやくできた時には、はてしなく嬉しかったです。

あと、背景色の決定とか、笹のちまちましたやつを塗るのとか、とにかく楽しく、苦しかったです。



ちなみに色塗りの前に、ペン入れだけの段階で、コピーを何枚かとるのですが、
それを息子が「ほしい~」と言ってくれて、塗り絵をしてくれました。
何枚も、何枚も。

これは嬉しかった。

息子、楽しかったらしくって、2枚目に突入してくれました。


嬉しいな、親が作った「ぬりえ」を楽しんでくれるなんて。


そんなわけで、たくさん嬉しかったイラストでした。



※このカレンダーは、しまやさんでクリスマスケーキ(お菓子)を3000円以上のお買い物をされた方にプレゼントされます。
数量、期間共に限定品で、なくなりしだい終了です。



※イラスト画像の無断転載は禁じます。よろしくお願いします。




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