目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

2016年カレンダーできました!

2015年11月30日 | イラストのお仕事
ついにできました!
2016年のカレンダー!しまやさんのお仕事で、今年もやらせてもらいました。
全イラスト、描きおろしです!



こんな感じの雰囲気のカレンダーです。

あ~やっとできた!という感じで、
完成した喜びは、もうたとえようがないです。

今回のカレンダーのテーマは佐渡の伝統芸能です。

佐渡人でなければ描けないもの、そんなオリジナリティーの強さを感じられるカレンダーになったらなあ、と。


前年のカレンダーは、年間行事をテーマにしていたのですが、今年はまた違うテーマに挑戦したいと思いました。

描き始めて、わかっていたつもりですが、伝統芸能というテーマの深さ、大変さに、かなりしんどい想いもしました。

でも、できた!とにかく嬉しいです。


今回は、簡単な解説を。




こちらは、自分の中では大切な1枚になったイラスト。(原本はA4サイズです。)

佐渡の正月時期の芸能「はりごま」です。

これは、私が後継者として、演じさせていただいている芸能でもあるので、思い入れもひとしお。

描きながら、

演じることと描くことの違い

をものすごく感じました。


違うのは、もちろん当たり前、なのですが、それを、こんなに深く深く、感じることは、
なかなかないんじゃないかな、と(笑)




こちらは下書き。

ここに行くまで、実は何回も描き直しをしました。

はりごまには、いくつも、キメのポーズがあるのですが、どれが一番いいかが定められず、迷いましたね~。

最もキメ!なポーズは、春駒にはあるのですが、それをカレンダーに描くのは
わざとらしくはないか?
一心不乱に踊っているところも、かなり絵になるぞ?とか、何回も悩み思いつつ、
下書きを決定しました。


あと、「お面」は、かなり難しかったです。

何故なら、一定した形がないから。

春駒を演じる人によって、お面の顔が微妙に異なるので、さらにお顔が少々まがった面でもあるので、
整った顔を描くよりも数倍難しかったです。


色づけでは、今回いつも使っている絵の具の中で「黒」をはじめて使いました。

はじめて!?と自分でも驚くくらいですが、10年以上使っている絵の具なのですが、

黒を使うのは、はじめてでした。

いつも、黒系のものは「紺」を使ったり、「茶色」を使ったり、茶色と赤を混ぜて作ってみたり、と
工夫してみたのですが、今回は伝統芸能というものに対しての畏敬の念をこめて、
はじめて「黒」を使いました。

そして、「黒」という色がもつ、重さ、深さ、をしみじみ感じました。

「黒、すごい!」と。(笑)

黒を塗った時と、そうでない時との画のハリ、芯がまったく異なる絵になったので、
すごくすごく嬉しかったのです。

(かなり個人的な想いが強いお話ですみません)


もう、本当に嬉しくって、絵を描く人でもない夫に「こうでこうで、こうなったよ~!」と狂喜乱舞して
伝えてしまいました。

夫「そうかよかったね~」と、お母さんと子ども、みたいな図です(笑)

実際のカレンダーでは、イラストを少々トリミングしています。

そのほうが、はりごまのダイナミックさが伝わるだろう、という夫のアドバイスをうけて、です。







あ~、簡単にかくつもりが、、1枚でこんなに(笑)


またかかせてください。


※このカレンダーは、しまやさんでクリスマスケーキ(お菓子)を3000円以上のお買い物をされた方にプレゼントされます。
数量、期間共に限定品で、なくなりしだい終了です。



※イラスト画像の無断転載は禁じます。よろしくお願いします。















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