目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

2016年 カレンダー制作小話

2015年12月09日 | イラストのお仕事
今回のお話はこちらのカレンダーの記事の続きです。

今回の小話は、11、12月のカレンダーのイラストについて。

文弥人形の画を描かせてもらいました。

文弥人形は、現在は11、12月に上演されることはほとんどないのですが、

本来の文弥人形という観点からみると、

もともと、娯楽らしい娯楽がなかった時代の農閑期、冬の時期に、

佐渡中にあった人形座が、佐渡中をまわって公演して回ったのだそうです。


その頃の映像を見たことがあるのですが、

足腰が立たないような高齢の方も、皆、文弥人形を見に「かけつけて」見に来ていた。

その様子が、すごい。

なんていうんでしょう、人が持つ「楽しいもの」を求める気持ちの原点を見たように思いました。







現代は、娯楽がありすぎて、困ってしまうくらいの時代ですが、

この時代の原点を、できることならば、味わってみたい、その片鱗を感じていたい、と思います。



ヒリヒリするような、娯楽への飢餓感


私の、創作の原点は、おそらく、その辺にもあるように思うし、

そこはなくしたくないな、と思うのです。

覚えておきたいな、と思うのです。

陳腐なものであっても、
もらうのでなく、創るほうで、

その部分を満足させたいと思っています。





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