目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

再稼動是非を決める県民投票を求める街頭署名しました。&次回予告

2012年07月06日 | 核のこといろいろ
1日の土曜日、ホームセンタームサシ前で街頭署名が行われました。
小雨が降る中、上の子は両親に見てもらい、私は乳呑み児を連れて出かける予定でした。

「何も持っていかないのも手持ち無沙汰かな」と思い、
前日にポスターを急いで作りました。


登場人物は、息子と山羊と柿と朱鷺、加えてルレクチェ、越後姫(イチゴ)という珍メンバー。

フリーハンドで描けるのだけ描きました。
色づけは、授乳しながら、という強行突破なポスターです。



しかし、な、なんと、当日起きてみると・・・

こ、声がでない!


「あー、あー・・・・?!」

なんということでしょう!街頭署名やるっていうのに声がでない!


これは困った、弱った。真剣に。
まるで誰かが「そんなん行くな」とでも言っているようです。


「この頃の朝晩の温度差の激しさのせいかしら。」
「いや、ドクダミ茶(自家製)の飲みすぎで、毒素が表面化されて体調崩したんじゃない?」
ダンナもおもしろがって言うけれど、


参ったなあ~。


飴なめて、紅茶でうがいして、結局、行きましたが。



街頭署名のために集まった方は、私を含め7人。
買い物にこられたお客さんに、一生懸命声がけしました。

かろうじてでる声を、少しばかりつぶして、声をあげてみました。
すんごいダミ声なので、かえって怖かったかもしれません。


2時間くらいの街頭署名の間に、私の署名簿に記入してくださった方は、6名。
多いのか少ないのかわからないけれども、
どなたか全く知らない、この6名の記載された署名簿は、素晴らしく大切なものに
思えました。


岩波新書の「国民投票」の中に、
「集めた署名が書いてある署名簿を、金庫の中に入れて保管した」
という話が載っていたけれども、その気持ちがわかりました。



署名をしてくださった方、本当にありがとうございました。


署名をしてくださった方の中に、高齢のお母さんがいらっしゃいました。
署名しながら「あんたは、原発に賛成か?」と聞かれ、
「いえ、とんでもない!」
「そうか、そんならいいんだ」
といいながら再び署名簿に目をおとしました。

「いや、賛成の署名なら嫌だからな」と言いながら。

お年はすでに90歳目前。
あと10年生きられないと言いながら、原発は嫌だと署名する、
その目の先にあるのは、子や孫のためだろうなあ、と思いました。



風邪気味の体に2時間の街頭署名は意外にきつかったけれども、
でも、ようやく一つ何かできました。





今回、はじめてこの運動で中心的な活動を担っている佐久間さんにお会いしました。
底に熱いものを秘めているのに、がむしゃらな感じがしなくて、
さわやかな物言いをなさる方でした。

今回の活動に、非常に積極的で、
ムサシさんの前で街頭署名をする話も、
講演会のポスターを島内のAコープに貼ってくれたのも佐久間さんの尽力です。


小木に住んでいらっしゃるのですが、
「小佐渡に住む人には住民投票のチラシは一度全部配りました。
これから署名をお願いしにいくつもりです。
(原発のことを)しっかり考えてもらうためには、いきなり家におしかけて『署名してくれ』
じゃ、考えられませんから。」

と、とても丁寧にお話してくれました。



私の問いかけに対し、


「戦後、アメリカによって民主主義をようやく日本は手にしたけれど、それを手渡してしまった。
それを取り戻す時は今しかありませんよ。」


と、ご自身が作った立て看板を持ちながら、穏やかに話してくれた。


国民の8割が反対をとなえる再稼動を強行してしまう、
今の政策は確かに「民主主義」とはいえないでしょう。
その現状を「民主主義を手渡してしまった」状態と彼は言っているのでしょうか。

社会の教科書の中の「民主主義」という言葉が、
こんなにも空虚に、そしてこんなにもリアルにせまってくることも、
そうあることではありません。

この現状に対し、ここまで強い思いでもって、憤りを感じ、実践に移せる人も
なかなかいません。

佐久間さんは、島内での署名目標を2万筆と言って、驚かせました。
(佐渡の人口は6万人)
他の人が8000筆、5000筆と言っている中で。

私も、出来る限り声をかけ、署名を一筆でも多く集めようと思います。


お知らせ
次回の街頭署名は、
7月21日(土) 15時~17時(時間が前回と違いますので、お気をつけください)
場所・ホームセンタームサシ佐和田店 駐車場


です。

一緒に街頭署名を手伝ってくださる方も募集しています。
お声がけください。












街頭署名の間中、ずっと娘を抱っこしてくださったKさん、Tさん、Nさん、ありがとうございました。
息子を世話してくれた両親に、集落の行事がある日なのに出かけることを認めてくれたダンナにも
ありがとう。

私は自分の意志で「再稼動反対!」な活動をしていますが、
根っからヘタレな性格です。周りの多くの方の協力や声がけがなかったら、どれひとつだってできることではありません。
ヘタレな私に、慰めの1クリックを





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2 コメント

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Unknown (つっちーさんへ)
2012-07-06 09:44:15
コメントありがとうございます。
そうなんです。2時間だけなんです。
私も最初は短いかな、と思ったのですが、
ごめんなさい。声をはりあげ続ける2時間は結構しんどくて(笑)これくらいがちょうどいい、と自分でも思いました。
でも、もしムサシにくる時間とかおっしゃっていただけたら、調整しますよ~。
返信する
Unknown (つっちー)
2012-07-06 09:42:28
街頭署名、お疲れ様でした~。
今度行ってみようかな。
2時間しかやらないんですか?
返信する

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