目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

去年の今ごろに話題になったキャラクター「愛・地球博」のキッコロとモリゾー

2006年08月01日 | えこな記事
去年の今ごろ、とっても話題になっていた愛知の「愛・地球博」。

知合いからもらったクッキーがめっちゃ可愛いかったので写真にとったり、
HPを開いて、キッコロとモリゾーの期間限定無料ゲームなんかに
はまっていたりしました。

だけど、あのお祭り騒ぎには、どうしても理解できないものがありました。
「自然の叡知」というテーマをかかげていたのに
数が少なくなっている猛禽類の営巣地をつぶしての会場作りには
こぞって環境団体からの反対活動がありました。

(あれは地球博は始まる10年近く前から反対活動がありました。
当時私は、自然保護協会の会員だったから概略だけはしってました。
細かい文字の羅列だったので詳細まではしりませんでしたが。)


それを受けて、日本最大の環境団体のWWFや野鳥の会、あと自然保護協会
などの三大環境団体が出展を拒否したのはとっても滑稽だったし、
さすが!という気がしていました。



だけど、地球博に出展する小さな沢山の環境団体。
その中には自分の知合いも沢山、本当にたくさんいたのですが
そういった人たちが
「こういう機会はめったにないから」
「自然に触れる機会のない人たちにメッセージを送る絶好の機会だから」

といって、徹夜で一生懸命仕事していました。

私も誘われたのですが、…ごめん断ってしまいました。

どうしても賛同する気持ちになれなかったのです。


貴重な、本当に貴重な自然を壊してまで
(オオタカが住める森はホントに豊かな森でないとダメなんですよ)
でっかい工事して、そうしてまで会場を作ってもらわなければ
自然の大切さを訴える「チャンス」は得られないのかな、と。

ほんでもって、
そうしてまで得た「チャンス」で、失ったものよりも大きなものを
本当に他の誰かに伝えられるのかな?

もしも、それで誰かに「自然って素晴らしい」という
メッセージが伝えられたとしても、
それは「ホント」に伝えられたことになるのかな?

にせものの自然の中で?
森の中に入ってもいないのに?ふれてもいないのに?


ホントなら、コンクリートジャングルを、本当の森にして
そこを会場にしたほうがずっとまともだし、本当だと思ったりしました。
(10年も時間があるならできるはず。)


今、一年たって、どうだろう?
メッセージをなげかけた人達は、そのメッセージをちゃんと受け止めたかな?
来場者は、1000万人をこえたという。
もしもその人達全員がなんらかのアクティブをしていたのならば、
何かが少しでも変わっていると思う。

だって、数が半端じゃないもん。


もう少ししたら、愛・地球博に行ってみたいと思っている。
終わった愛・地球博。
あの会場がどんな風になって、オオタカが住めるほどの豊かな森が
どんな風に変わったか。
見に行きたいと思う。

もし誰かにメッセージを伝えたいなら、媒体を選んじゃいけないと思う。
それにこだわっていたら、
こだわりすぎてしまったら、
平和のメッセージを伝えるために、戦争をする、みたいになっちゃうと思うよ。










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