保育園生の虫とり遠足

学生さん達が帰ったその日、ふもとの保育園生たちの遠足がここでありました。

１ヶ月くらい前に「そちらの施設周辺で虫取りをさせてもらえませんか」というお電話を保育園の先生からいただいた時、
突然だったことと、そうしたことをやったことがないこともあって断りそうになったのですが
「その思考ってなんだかお上っぽいなあ」と思って（偏見・笑）考え直し、
「まずは下見に来てもらえませんか。山の中ですし危険なところもありますし」といってみました。

そうしたら、その日のうちに園長先生がやってきてくださり、
「住宅地の保育園なので虫取りをする環境がないこと」、
「そうした経験をさせてあげたいこと」をお話してくださいました。
その話を聞いた私は「そうですか、どうぞお使いください」という流れになりました（←単純です）

30人くらいの園児達がかわいい園バスに乗ってやってきて、
ペットボトルで作った虫かごを抱えて虫とりに興じてくれました。

田んぼにつながる小さな小川があるのですが、
ここが子ども達にとってすごく楽しい場所だったようです。
「カエルがいる！カエル！カエル！」
「つめた～い」「先生、先生！クモもいる」
川の中の水泡さえも、子ども達にとっては不思議な発見だったようです。
私に「玉があるよ」と教えてくれました。

後で聞いたことですが連れ合いは、別の場所からカエルをひろってきては
小川に投げ入れる涙ぐましい（笑）献身をしていたようです。

保育園でのお仕事ってかなり体力的に厳しいものだと思うのです。
そんな中で、場所を探し自然の中で虫取りや水遊びの体験させようと考える園長先生ってすごい人だなあ、
いやいやそれ以前にすごい体力の持ち主だなと思いました。


断らなくてよかった。
私自身、ほんの少しの時間でしたが子ども達とお話できて楽しかったです。