今年の秋口、佐渡のイベントに新潟の「おもちゃの病院」さんがやってきました。
日本全国に広がっているNPOでもあるので、ご存知の方もいらっしゃると思います。
「おもちゃの病院」さんが佐渡に来島されることは、
市報でも告知されていましたが、当日は想像以上のすごい長蛇の列になっていました!
かくいう私も、治してほしいおもちゃを持っていくために、
指折りかぞえてこの日を待っていました。
「おもちゃの病院」ブースには、後から後からやってくる親子連れの人たち。
ブースにはこんな張り紙も貼ってありました。
興味深い内容でしたが、誰も見れないくらいの人だかり。
私はその隣の別のNPOブースで、スタッフをやっていたので一部始終を見ていましたが、
途切れることのないその波に
「修理できるなら使う人はいっぱいいるんだ」
ということを、肉眼で実感。
修理を頼んでも
「直すより買うほうが安い」
という、どう考えても不可解なことを言われるようになって久しい一方で、
その言葉に涙を飲んだ人も多いはず。
この言葉が今の日本では常識化していることが、とても危険なことと感じていただけに、
ここで久々に「当たり前」に出会えて嬉しかったです。
治療費は無料。
その魅力もあるとはいえ、やっぱり皆「自分の道具」、なおしてほしいんだなあ。
さて、私が持ち込んだ「患者」は「リングベル」。
もとは、むか~しの佐渡の豆腐屋さんが歩いて豆腐を売っていた時代に
使っていたベルだったのですが引退し、骨董品屋さんで売られていました。
今は、息子のおもちゃとして再び現役です。
容赦ない使いっぷりに、止め具も取っ手も外れてしまいました。
だましだまし使っていたのですが、ついにバラバラに。
これを持っていきましたらば、20分ほどで直りました。
おもちゃは「患者さん」として扱われ、こんな「カルテ」を書きます。
こんなん書くと、雰囲気でますよね~。
よくもどってきたね~、なんて声もかけちゃいましたよ~。思わず。
しかし・・・
持ち帰って息子が手にした途端に、また壊れてしまいました(笑)
息子は本当に乱暴に振り回しましたから。
「ありゃま~」
一度手をいれた道具です。捨てたくはありません。
「もう一度相談しよう」
そう思いながら1ヶ月。
ようやく時間をとって、カルテに書いてあった電話番号に電話し、
事情を話し、快諾してもらい、現物を郵便で送りました。
そしてさらに1ヵ月後。
ようやくリングベルは、帰って来ました!
カルテには治療の経緯がきちんと書き添えられていました。
「柄の部分を別の物と取り替えるつもりで探しましたが、
いいものが見つからず今までのものを使用し、
ベルの中のおもりを吊り下げている鎖と金具を取り替えました。
柄の部分に入る金具は長いものを探し、
竹串を通し留めてあります」
なんと丁寧なお仕事!
小さな部品を探すその手間や、竹串などを加工する手間は、
考えるだけでとても細かい作業に違いありません。
そして、一緒におもちゃドクターから、丁寧なお手紙もついていました。
「今回、佐渡出張修理では大変お世話になり、ありがとうございました。
佐渡に行く前に、佐和田近辺の保育園、幼稚園に声をかけ、前日に修理に出向きます
と言ったのですが、壊れたおもちゃはない
との返事に大変心配しておりましたが、当日の沢山のおもちゃを眼にし、
安堵いたしました。
少ないメンバーでしたが、お昼を食べることも忘れ、夕方までに全てのおもちゃを
お返しすることができ、ほっとして帰ってまいりました。
これだけ多くのおもちゃが集まるのを見ますと、
まだまだ隠れた需要があるのではないかと思われます。
早く佐渡でもおもちゃドクターが育ってくれればと思っております。
お話があれば、いつでも応援いたしますので声をかけてください。」
佐渡でのおもちゃドクターを育成したい、とおっしゃっておられていました。
興味をお持ちの方、是非ドクターへご連絡を。
おもちゃを直すお医者さんは、本当に優しいお医者さんでした。
直してもらったおもちゃは、世代を超えて使えたら、と思っています。
ちょっと感動しちゃった私に1クリックを↓
日本全国に広がっているNPOでもあるので、ご存知の方もいらっしゃると思います。
「おもちゃの病院」さんが佐渡に来島されることは、
市報でも告知されていましたが、当日は想像以上のすごい長蛇の列になっていました!
かくいう私も、治してほしいおもちゃを持っていくために、
指折りかぞえてこの日を待っていました。
「おもちゃの病院」ブースには、後から後からやってくる親子連れの人たち。
ブースにはこんな張り紙も貼ってありました。
興味深い内容でしたが、誰も見れないくらいの人だかり。
私はその隣の別のNPOブースで、スタッフをやっていたので一部始終を見ていましたが、
途切れることのないその波に
「修理できるなら使う人はいっぱいいるんだ」
ということを、肉眼で実感。
修理を頼んでも
「直すより買うほうが安い」
という、どう考えても不可解なことを言われるようになって久しい一方で、
その言葉に涙を飲んだ人も多いはず。
この言葉が今の日本では常識化していることが、とても危険なことと感じていただけに、
ここで久々に「当たり前」に出会えて嬉しかったです。
治療費は無料。
その魅力もあるとはいえ、やっぱり皆「自分の道具」、なおしてほしいんだなあ。
さて、私が持ち込んだ「患者」は「リングベル」。
もとは、むか~しの佐渡の豆腐屋さんが歩いて豆腐を売っていた時代に
使っていたベルだったのですが引退し、骨董品屋さんで売られていました。
今は、息子のおもちゃとして再び現役です。
容赦ない使いっぷりに、止め具も取っ手も外れてしまいました。
だましだまし使っていたのですが、ついにバラバラに。
これを持っていきましたらば、20分ほどで直りました。
おもちゃは「患者さん」として扱われ、こんな「カルテ」を書きます。
こんなん書くと、雰囲気でますよね~。
よくもどってきたね~、なんて声もかけちゃいましたよ~。思わず。
しかし・・・
持ち帰って息子が手にした途端に、また壊れてしまいました(笑)
息子は本当に乱暴に振り回しましたから。
「ありゃま~」
一度手をいれた道具です。捨てたくはありません。
「もう一度相談しよう」
そう思いながら1ヶ月。
ようやく時間をとって、カルテに書いてあった電話番号に電話し、
事情を話し、快諾してもらい、現物を郵便で送りました。
そしてさらに1ヵ月後。
ようやくリングベルは、帰って来ました!
カルテには治療の経緯がきちんと書き添えられていました。
「柄の部分を別の物と取り替えるつもりで探しましたが、
いいものが見つからず今までのものを使用し、
ベルの中のおもりを吊り下げている鎖と金具を取り替えました。
柄の部分に入る金具は長いものを探し、
竹串を通し留めてあります」
なんと丁寧なお仕事!
小さな部品を探すその手間や、竹串などを加工する手間は、
考えるだけでとても細かい作業に違いありません。
そして、一緒におもちゃドクターから、丁寧なお手紙もついていました。
「今回、佐渡出張修理では大変お世話になり、ありがとうございました。
佐渡に行く前に、佐和田近辺の保育園、幼稚園に声をかけ、前日に修理に出向きます
と言ったのですが、壊れたおもちゃはない
との返事に大変心配しておりましたが、当日の沢山のおもちゃを眼にし、
安堵いたしました。
少ないメンバーでしたが、お昼を食べることも忘れ、夕方までに全てのおもちゃを
お返しすることができ、ほっとして帰ってまいりました。
これだけ多くのおもちゃが集まるのを見ますと、
まだまだ隠れた需要があるのではないかと思われます。
早く佐渡でもおもちゃドクターが育ってくれればと思っております。
お話があれば、いつでも応援いたしますので声をかけてください。」
佐渡でのおもちゃドクターを育成したい、とおっしゃっておられていました。
興味をお持ちの方、是非ドクターへご連絡を。
おもちゃを直すお医者さんは、本当に優しいお医者さんでした。
直してもらったおもちゃは、世代を超えて使えたら、と思っています。
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