目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

石を切りに行きました

2006年12月06日 | Weblog
自然っておもしろいものだ、と単純に思った日の出来事。

知り合いの高校の先生が「石を切るための機械」を手に入れた
と言っていました。
「誰か一緒に石を切らないか?」という誘いに一番に手をあげてみました。
①石を薄く切って②プレパラートに貼り付けて③顕微鏡でのぞいて
④その断面をスケッチする、という工程をやるらしいです。

なんとなくおもしろそうだったから!
いつもそんな理由で、だいたいのことをやっているような気がします。
天空の城ラピュタなイメージもほんわりわいたりしました。


先生の家の倉庫をお邪魔しました~。
「まあ!な~んて素敵なの~!」と口にはださないが、心の中ではおおはしゃぎ。
私はそういうタイプの人間なのです。
あんまし感情を顔にださないといわれますが、「顔に」ださないだけですよ~。


それこそ「秘密部屋」のような「理科室」で、薪ストーブまで完備されていて
全然寒くない、
とてもかっこいい倉庫でした。

棚にはトランジスタ関連の雑誌がずらり、
細かい作業をするために光の強い電球が設置、
自家製の「瓶詰めヤスリ」やら玉桶やら、ガラクタのようでいて
そうでないものがズラリ。
おそらく世の親父さんたちが夢みているような空間が今ここに!

そんな倉庫の中でやった作業は
買えばン十万(もっと?)もする石切り機で石(カンラン石という石)
を薄く切って、
それから粉ヤスリを使って何分も何回も研ぐ、というもの。
石の断面にある、いろんな色や模様の解説を聞きながら
「へえ~」と感心。

何十種類もある石の断面図の写真集を見つつ
「こんなに沢山の石があるんだなあ~」
誕生石の12種類くらいしか知らなかった(それさえもあやしい)
自分の知識の貧困さを反省したり、楽しんだり。


どの部族かは知らないけれど
ネイティブアメリカンの言い伝えの中には
「全ての人にはひとり一つの石をもつ必要がある」というものがあるらしい。
ふたつではいけない。
ひとつだけ。
常に側においているべきなんだそうだ。
なくしたら、また別の石を持っておくべきなんだそうだ。
ついでにいえば、理由は知らなくてもいいそうだ。

そんな話を思い出しつつ、寒風吹きすさぶ田んぼの道を帰りました。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« きびぜんざい、つくってみました | トップ | 大判焼き屋での会話のいちぶ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事