目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

教育長さんに再々検討をお願いしに行きました~パート1~

2013年06月05日 | 佐渡だいすきネタ
佐和田図書館で絵本を選ぶ息子。
表紙が見えるディスプレイは、子ども心にうきうきするようで、
次々と絵本を手に取ります。
絵本を手に取った嬉しそうな顔は子どもにとっても、親にとってに
最高に嬉しい瞬間です。



先月の25日、
1週間にわたる島内9ヶ所で行われた「図書館説明会」が終わりました。
この間のブログ更新数が非常に多くなっていて、とてもびっくりしました。
図書館問題について、関心を持っていらっしゃる方が多いことが
閲覧数の数で推し量ることができ、背中をおされた気持ちです。



さて、島内9箇所で行われた図書館説明会が終了した翌日(27日の月曜日)に、
これらの説明会をふまえた会議が、教育委員会で開催されたそうです。

傍聴していた友人から、その会議の様子を聞く機会がありました。


会議の中では、
意見交換会で、「市民から寄せられた意見」を、いくつか読み上げる
という場面があったそうです。

しかし、
その中で、ほぼ全ての旧市町村でだされた願いでもある
「司書を継続しておいてほしい、減員しないでほしい」という部分が
読まれなかった
と聞きました。
(レジメで閉じられてはいたそうですが)

一番大きなポイントでもあり、最も大きな願いでもあるにも関わらず、
その部分が「読みあげられなかった」そうなのです。


そして、司書減員の問題については
「兼務職員に図書の勉強をさせた上で業務にあたらせること」で、
この問題の解決方法にした、ということなのです。


胸がつまりそうになりました。


これは、
200人以上の人が参加した
意見交換会の中での代表的な意見が、無視された
ことになるのではないでしょうか。


兼務職員とは、減員された司書さんの代わりに
貸し出しサービスといった
これまで司書さんが行っていた業務を行う職員さんのことです。


他業務の傍らの仕事ですから、最低限のサービスが前提であることは明白ですし、


現時点でも、兼務職員が行っている地域では、
最低限のサービスも円滑にいっていない現状が意見交換会でだされました。
(※他図書館の蔵書図書の貸出しを頼んだが何週間たっても届かない。
本についての相談が忙しそうでできない。など)



明らかに人員不足からきているこうした諸々の問題は、
職員さんが「勉強」をすれば、解決されるでしょうか?




答えはもちろん「NO」です。
兼務職員さんはすでにキャパシティーをオーバーしているのです。
それ故のこれらの事態なのです。

そうした人たちにさらに「勉強」をさせるなど、逆効果です。

民間ならば、無理をしてでも兼務させるかもしれません。

だけどこれは行政の仕事の話であり、教育問題の話です。


さらにいえば、司書さんの給料は月7万円です。

本当にそこまでして削らなくてはいけないのでしょうか?

答えはもちろん「NO」です。



さらに言えば、無人化された畑野・新穂・相川
の図書室の運営に「支障はない」と言われたそうです。



もちろん、そんなことはないことは、
畑野・新穂地区の意見交換会に参加して、伝えまくりました。


「検討する」と言ってくれた自動車文庫(これについては前ページをご参照ください)
については、まったく議題にはのぼらなかったとも聞かされました。


とても残念なことですが、
意見交換会の市民の意見は、どこにも反映されていません。
これでは意見交換会自体が、何の意味もありません。

「意見を聞きましたよ。だけど反映しません」では、
何のための意見交換会でしょうか。



これからの図書館運営に、わずかでも反映されてこその意見交換会です。

愚痴の言い合いをするつもりで、
家族の協力を得、乳呑み児を連れ出してまで
夜に車を走らせ出かけたつもりはありません。

胸にかかえた乳飲み子の将来のために、うわずった声で
どもりながらも、伝えたのです。



学ぶ機会を奪わないでほしい、と。

「私」でなく、「子ども」のために、
「大人」がしなくてはいけないことを、何故しないのか、と。



どうすればいいんだろう?
何ができるんだろう?


途方にくれていたそんな時、「地域の図書館をよくする会」の方から
お誘いがかかりました。




「一緒に教育長さんに再々検討を申し入れにいきませんか?」



つづく




「行革で市民の大切なものを切らないで」の手書き文字が
切ない。本当にそう伝えたい。


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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (けろけろさんへ)
2013-06-07 11:49:06
コメントありがとうございます。
学校の図書は処分・・・ああ、なんという哀しさ。
そこで無料で市民に差し上げる、とか青空図書室とか開催してくれれば、少しでも文化の高さが見えるのに、などと思います。とするならば、おそらく「充実」の意味合いも、市民とは異なるのではないでしょうか。
おっしゃるとおり、もったいないを通り越して恥ずかしいですね。
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Unknown (鹿児島県人さんへ)
2013-06-07 11:45:47
読まれなかったこと自体が哀しいですね。
あまり重要とは思われなかったことが理由のひとつではないかと思うのですが、いかがでしょうか?
行政と市民との想いの溝が、まずそこから現れているように感じられてかなしかったです。
返信する
Unknown (みんとさんへ)
2013-06-07 11:43:28
コメントありがとうございます。
応援もありがとうございます。
返信する
もったいない (けろけろ)
2013-06-07 09:54:54
意見交換会では、図書館を活かしてこれからの佐渡を考えるアイディアもありました。おそらくはお役所には出ない発想。これを活かさないのはもったいない。統廃合でなくなった小学校の図書室の本はどこへ行ったのかという質問に「おそらく、処分されたと思います」と。もったいない、というか悲しいです。恥ずかしいです。小学校の本を処分しておいて、新しい図書館を充実させますなんて。
返信する
Unknown (鹿児島人)
2013-06-06 10:39:25
読まれなかったとですか。
なんででしょうかね?
レジメを見ればOKという感じだったのでしょうかね。
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Unknown (みんと)
2013-06-06 10:27:33
拍手です。応援しています。
返信する
Unknown (Unknown)
2013-06-06 10:24:34
修正いたしました。失礼いたしました。
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