牛市に行ってまいりました。
車でとばして1時間の場所、相川・高千(たかち)という波打ち際の集落で
1年に3回、牛市が開催されます。
私ははじめての見学。佐渡人でも見に来た人は少ないのでは?と推測します。
朝の一般的な就業時間に始まり、昼頃には終了しますし。
1年の中でも最も牛が集うのは、11月の牛市。
朝の8時頃に私が着いた時には、もうすでに100頭以上の牛が
石瓦の牛舎に一頭ずつ入れられ、晴れの舞台にむけてブラッシングしてもらっていました。
普段は閑散としているこの集落が、こんなにもにぎやかなのを
見るのははじめてです。
あ、同じ集落の人発見!
「○○(集落の方の屋号)さ~ん!」
「あら、あら」
熱心に子牛にブラッシングしている様子でした。
聞くと、笑いながら
「昨日は車に乗せようとすると暴れて暴れて・・・大変だったっちゃ」(早口)
あんまりにも嫌がり、ひもを引っ張るものだから、
勢いあまって鉄棒に顔があたって
「ほら、お岩さんみたいになっちゃった」とも(!)
それでもその牛は、すごくなついていた子牛で、
家に帰ってくると「も~も~」と鳴いて出迎えてくれた子牛で、
風呂の中でもその声がよく聞こえてきました。(お隣さんです)
「ここに来たら、随分おとなしくなった。
山のモン(牛のこと)だから気が小さえんだっちゃ」
と笑っていました。
牛のセリは9時から始まります。
電光掲示板に牛の番号と性別、体重が表示されます。
はっぴを着た農協の人が、中央の鉄柱に牛のヒモをかけ、しゃがみます。
セリの始まりです。
買う人がそれぞれ持っているボタンを押している間は
ずっとセリ値は上がり続け、最後の一人になった時にセリ値が決定します。
一頭につき、セリが行われる時間は2,3分。
最近は国産牛の需要が伸びたために、値が上がり始めているようですが
それでも近年まで一頭20、30万で安く買い叩かれていたようです。
集落の人曰く
「苦労して育てた牛のセリ値が20万なんて言ったら、もう切ねえっちゃね」
とこれまたケラケラ笑いながら言う。到達しているよなあ、と思います。
集落の方の牛は100番代、そこそこいい値がついていて私までホッとしてしまいました(笑)
「最後に別れを言いに言ったりするんですか?」
「そんなん言わんっちゃ。もうどこにおるかもわからんもん」
牛は農協の人に託され、セリ値がついた後は即、
購入した業者さんのトラックに積み込まれます。
ドナドナ?
いやいやそんな物悲しさ全然ないですよ。牛達、皆元気いっぱいで。
必死に抵抗して、お尻おされていたりしていました(笑)
しかし高千は遠かった~。佐渡は広いな、大きいな、と感じる瞬間です。
(最近佐渡ネタばかりですね、たまには違うネタも盛り込むようにします。反省)
車でとばして1時間の場所、相川・高千(たかち)という波打ち際の集落で
1年に3回、牛市が開催されます。
私ははじめての見学。佐渡人でも見に来た人は少ないのでは?と推測します。
朝の一般的な就業時間に始まり、昼頃には終了しますし。
1年の中でも最も牛が集うのは、11月の牛市。
朝の8時頃に私が着いた時には、もうすでに100頭以上の牛が
石瓦の牛舎に一頭ずつ入れられ、晴れの舞台にむけてブラッシングしてもらっていました。
普段は閑散としているこの集落が、こんなにもにぎやかなのを
見るのははじめてです。
あ、同じ集落の人発見!
「○○(集落の方の屋号)さ~ん!」
「あら、あら」
熱心に子牛にブラッシングしている様子でした。
聞くと、笑いながら
「昨日は車に乗せようとすると暴れて暴れて・・・大変だったっちゃ」(早口)
あんまりにも嫌がり、ひもを引っ張るものだから、
勢いあまって鉄棒に顔があたって
「ほら、お岩さんみたいになっちゃった」とも(!)
それでもその牛は、すごくなついていた子牛で、
家に帰ってくると「も~も~」と鳴いて出迎えてくれた子牛で、
風呂の中でもその声がよく聞こえてきました。(お隣さんです)
「ここに来たら、随分おとなしくなった。
山のモン(牛のこと)だから気が小さえんだっちゃ」
と笑っていました。
牛のセリは9時から始まります。
電光掲示板に牛の番号と性別、体重が表示されます。
はっぴを着た農協の人が、中央の鉄柱に牛のヒモをかけ、しゃがみます。
セリの始まりです。
買う人がそれぞれ持っているボタンを押している間は
ずっとセリ値は上がり続け、最後の一人になった時にセリ値が決定します。
一頭につき、セリが行われる時間は2,3分。
最近は国産牛の需要が伸びたために、値が上がり始めているようですが
それでも近年まで一頭20、30万で安く買い叩かれていたようです。
集落の人曰く
「苦労して育てた牛のセリ値が20万なんて言ったら、もう切ねえっちゃね」
とこれまたケラケラ笑いながら言う。到達しているよなあ、と思います。
集落の方の牛は100番代、そこそこいい値がついていて私までホッとしてしまいました(笑)
「最後に別れを言いに言ったりするんですか?」
「そんなん言わんっちゃ。もうどこにおるかもわからんもん」
牛は農協の人に託され、セリ値がついた後は即、
購入した業者さんのトラックに積み込まれます。
ドナドナ?
いやいやそんな物悲しさ全然ないですよ。牛達、皆元気いっぱいで。
必死に抵抗して、お尻おされていたりしていました(笑)
しかし高千は遠かった~。佐渡は広いな、大きいな、と感じる瞬間です。
(最近佐渡ネタばかりですね、たまには違うネタも盛り込むようにします。反省)
牛達がのっかっているトラックに「飛騨牛」と書かれていました(笑)島外から沢山きていたようです。
育てられた産地で○○牛という名前で
売り出されるようですよ。
なので、佐渡で生まれて、その後
村上や飛騨、福島などで大きくなり、
最終的にはその産地のお肉に
なってみなさまの元へと届くのです。
私には、違いはま~ったくわかりませんでした。ギャラリーの畜産家の人が、でてきた牛を見て「いい牛ら」とか言っていたからやっぱり見る人にはわかるんでしょうね~。
こちらの牛さんは「肉牛」もしくは「生産用」です。
前者は佐渡牛ブランドとして販売されています。(でも何故か飛騨牛と書かれたトラックに載せられていたが何故だろう?)
ものすごく高いですけど、松阪牛に負けない美味しさですよ!(松阪牛は食べたことないけど(笑))
後者は、畜産家の方が購入し、種付けし、子牛を産んでもらう、いわば母親牛として購入するパターンです。
労働力のケースとして購入する方は、今はいらっしゃいませんね。電動牛(農耕機)がいますからねえ。
それとも肉牛?
あるいは労働力???