「廃炉を！」Tシャツ、ようやくできました

刈羽柏崎原発の地盤の危うさが日を追うごとに明るみにでている中、
それでも「再開」を前提とした様々な動きがあることが新聞（新潟日報）を
通してわかります。
「今、（お腹の大きい）自分にできることは何だろう」と自問自答しています。

以前のブログでもお話しました、廃炉を求めるメッセージTシャツが
ようやくできあがりました。
「日常的にも着ることのできるデザイン」という難しい要望もあり、
苦労しましたが、その分できたTシャツを見た瞬間、とっても嬉しかったです。
４つの窓には、それぞれ
農家の人、お魚、鶏（畜産物）、「廃炉」の噴出しのイラスト
を入れ、原発の運転を続けることで汚染されてしまう様々なものを自分流のイラストで表現しました。

このTシャツを販売する一番の目的は、ズバリカンパ集め！です。

廃炉を求める全国集会、その後で行なわれるノーニュークス・アジアフォーラム
という集会では、海外（発展途上国）の方もわざわざ日本に見えられるそうです。

今原発は、「ほとんどの先進国では市民の力により建設ができなくなっている」
というある意味、有難い事実が出来上がりつつあります。
しかしそれ故に、原発にたよる企業は、貧しいアジア諸国へ
原発建設のため進出しようとしています。
「自国の電力を、お金がない発展途上国に建設することでまかなおう」
という考え方は、インドやタイなど、様々な国で反発が大きくなっています。
（この事実って、日本でも報道されているのかなあ…）

台湾や韓国の人たちは自費で来られるのですが、
インドネシアやタイなどは貧しく、費用を運営委員会で負担しなければなりません。
それで、少しでもカンパになるように、Tシャツを作り買っていただいているのだそうです。
（依頼者の方の説明より）
小さな活動かもしれませんが、地道な活動と互いを思いやる心に
じーんとなっちゃいました。

「今、（お腹の大きい）自分にできることは何だろう」。
という問いに対し思うこと、
それは今ある目の前の幸せ（と忙しさ）におぼれずに、こうした事実からも
目をそらさないことかもしれない、と思ったりします。
すごく難しいことですけどね。