「ナチュラル化粧品の紹介をしてくれませんか？」

「ナチュラル化粧品の紹介をしてくれませんか？」
そんなご要望をいただきました。
「え？私が？」

自慢できることではありませんがOL時代でさえも、
マスカラ、アイラインはおろか、ファンデーション、口紅もつけずに
会社に行っていました。
（さすがにそれは、女性としてまずいだろう）
化粧品ともっとも縁遠い女です。

そんな私にようやく、化粧品との縁ができるかもという出来事。

畑野の市にでかけた時、何気なく種屋さんをのぞいていたら
そのお店は野菜以外に、「れんげ」や「麦」など他の種屋さんでは
置いていないような種をおいていました。
その中でひときわ私の目をひいたものが「べにばな」。

「ドライフラワーにしてもいいしね」とお店の人。
「口紅にもなるよ。花を摘んで、つぶしてね・・・つけるのよ」
と、すりこ木をする動作を手振りで説明してくれました。

「あ、楽しそう」と思って1袋かってしまいました。
山形が産地と聞きますから、ある程度寒い地方でも育つのでしょう。
江戸時代の遊郭の本などで、遊女が紅花でできた口紅をさしている
浮世絵を見たことがあります。
浄血薬としての効用もあるそうです。
口紅しているだけで血がさらさらに、なんて
化粧品ににつかわず、健康的です。

春になったら、植えて育てて、出来上がった暁には手製の口紅を作ってみようと
思います。

暖地にお住まいの方は秋植えが一般的だそうです。
原料から作るナチュラル化粧品、口紅。
じっくり腰すえて作ってみるのはいかがでしょう？


紅花の種はこちらでも購入可能。「サカタのタネ」
http://www.sakataseed-netshop.jp/item/itemsrch.php