目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

真剣に地球温暖化を考えている人達~佐渡版~

2008年01月17日 | えこな記事
数日前のイラストの仕事とは別件ですが、今日もイラストのお仕事です。
自分のイラスト案を使ってもらうべく、
プレゼンテーションをしに真野の環境保全事業さんのところにいきました。
ドアをあければもうそこは戦いの場!

「お世話様でーす」と言っていつものドアを開けると!
そこには自宅の延長線上のような温もりが!
この間来た時にはなかった新品の薪ストーブがどーんと社長の机のまん前に鎮座していて、こりゃびっくり!

「どうぞどうぞ、薪ストーブがよく見える位置に座ってください」と嬉しそうに
お話してくださる社員さんにおもわず笑みがこぼれます。
「(この薪ストーブの前に座っている)お客さんが中々帰りたがらないんですよ」とも。

失礼ながらあまり立派とはいえない平屋の事務所に(そこもいいところなのです)
なんとも立派な薪ストーブ。外見とのギャップがたまりません。

「燃やすものはいくらでもありますからねえ」と言いながら
太い立派な廃材がすでに何本も用意されています。

つくづくすごい企業です、環境保全事業さん。
日本の「二酸化炭素排出抑制」を達成するために、
自分たちにできることは何でもするとは言っているけれど、
こんなところまで徹底しています。
自社の暖房もバイオマスにしちゃいました。あっという間に。
(時々社長や社員さんが薪をくべにきます。)

「できることは何でもやろう、すぐやろう、今すぐやろう、無理してでもやろう(笑)」
という熱血感にあふれでていて、
私が話すつたない事例も「それはできそうですね」と言ってすぐに
メモをとり「社長に話してみます」と言うのです。
「無理して」といってもその無理が「楽しんで」いるから見ていておもしろい。
できることが増えるたびにものすごく嬉しそうな表情で、それを教えてくれるのです。


今は、一般家庭でも薪ストーブを使いやすいようにと、
再生紙にもならないシュレッダーにかけられた新聞紙
(紙の繊維がたちきられてしまうのです)をプレスして作った
「ちょっとアートスティックな助燃剤」を試作しているそうです。
その新聞紙もゴミから生まれたものです。
「並べてみてアーティスティックになるような燃料ですよ」といいます。

(もちろん、本当の薪もいくらでもでるので「相談してくれればいつでもわけて
あげられますよ」)

この商品化への問題は、「購入してくれる人がどれだけいるかが未知数であること」。
「ある一定量がさばけるなら商品化も可能」といいます。

ものすごくアットホームな姿勢で循環型社会を目指している。
矛盾しているかもしれませんが、だからこそ今日のプレゼンテーションには
ものすごく緊張してしまいました。

「地球の問題を、世界の立場で、日本の立場で、新潟の立場で、佐渡の立場で
考えなくてはいけないんです」

私にとっては、アル・ゴア氏以上の感動と警告を与えてくれる人達です。
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