佐渡島内で、木製品のコンテストがあったらしい。
その中で優秀賞に選ばれたのが、これ。
小さな棚がいっぱいあって、一目みただけで「かわいい~、欲しい~」と
目を奪われました。
完全に私好みの棚です。(曜日とかがなければ)
考えたのは80歳すぎのおばあちゃん。
「くすりの家」なる棚で、毎日飲む薬をこの小さな棚に入れておくらしい。
一列で1週間分。朝夜の分が入るようになっています。
これを見た時は、うなってしまった。
首をふりふり思った。
「佐渡のばあちゃんは、まだまだ死なないね」と。
毎日薬を飲むようになろうと、それはまだまだ死ぬ前兆なんかじゃないぞ、と。
薬を飲むというナーバスになるような習慣を、
かわいい棚を新しく作り出す原動力にして、それさえ楽しんじゃうぞ、という意気込みさえ感じられる。
「いいねえ、ばあちゃん」
しかも、下の取っ手付の小さな引き出しには、「湿布薬」や「うがい薬」などを入れるらしい。完全に薬専用。
ここまでいくと笑いさえある。実際笑ってしまった。
さらに、この棚、自分専用ではない。
1週間分の薬棚は、2人分ある。
ダンナの薬も一緒に入れることができる。
愛さえあるではないか
なんて素晴らしき老後人生であろう。
佐渡汽船のターミナルで、さみしそうに置かれるべき棚ではない。
「老人力」の代表格な作品として、
東京都美術館にでも設置していただきたい作品である。
その中で優秀賞に選ばれたのが、これ。
小さな棚がいっぱいあって、一目みただけで「かわいい~、欲しい~」と
目を奪われました。
完全に私好みの棚です。(曜日とかがなければ)
考えたのは80歳すぎのおばあちゃん。
「くすりの家」なる棚で、毎日飲む薬をこの小さな棚に入れておくらしい。
一列で1週間分。朝夜の分が入るようになっています。
これを見た時は、うなってしまった。
首をふりふり思った。
「佐渡のばあちゃんは、まだまだ死なないね」と。
毎日薬を飲むようになろうと、それはまだまだ死ぬ前兆なんかじゃないぞ、と。
薬を飲むというナーバスになるような習慣を、
かわいい棚を新しく作り出す原動力にして、それさえ楽しんじゃうぞ、という意気込みさえ感じられる。
「いいねえ、ばあちゃん」
しかも、下の取っ手付の小さな引き出しには、「湿布薬」や「うがい薬」などを入れるらしい。完全に薬専用。
ここまでいくと笑いさえある。実際笑ってしまった。
さらに、この棚、自分専用ではない。
1週間分の薬棚は、2人分ある。
ダンナの薬も一緒に入れることができる。
愛さえあるではないか
なんて素晴らしき老後人生であろう。
佐渡汽船のターミナルで、さみしそうに置かれるべき棚ではない。
「老人力」の代表格な作品として、
東京都美術館にでも設置していただきたい作品である。
まさに”お年寄り”の知恵ですね。
多くの人がたどる道なのでしょうが、この薬棚を使っても、やがて何日のいつの薬を飲んだか、飲まなかったかさえも、わからなくなる日がやって来ます。
そのようになった人が”老人”と呼ばれているのかなと、ふと思いました。
高齢の両親の世話をして、主に妻ですが、人間が老いて死にいたるまでの過程を眺めてきていると、いつも何気なく使っている老人という言葉について、そのような感想を持ちました。
話をしていても素っ頓狂な話題をいきなりふって周りをひかせてしまう人、とにかくゴーングマイウエィな人。
「ああいうとこまで行くとすでに神の領域だね」と笑いあうのですが。
ん?でもこういう人はまだ「老人」とは言わないのかな、「お年寄り」なのかな。