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新潟県知事 再稼働反対主張の米山氏勝利に大拍手

2016年10月18日 | Weblog
とにかく嬉しかったです。そして同時にびっくりもしました。

こんなにまで、明確に
再稼働をするか否かが完全な焦点になっていた選挙もありませんでしたから。

都心では、原発事故直後の選挙でも常に原発のことはニョアンスが隠れていたように思います。

そんな意味でも、再稼働NOの知事が当選したことは、
これは事実上、県民投票的ニョアンスもあるのではないか、と思いました。


新潟県は世界最大の電力出力可能原発の立地県。
原子力規制委員会の審査もほぼ通過
あとは知事の許可のみとなっていた状況という巷の噂の声に
この選挙は、目をそむけられない状況でした。


ただただ、この選挙結果には、

県民の原発への怖さや、それに頼らないでほしいという気持ちが
明確に表現された結果としかいえません。




川内原発反対をしている鹿児島からも歓迎の声があがっているという声に
脱原発を求める流れが、緩やかにでも強くなってきていることを感じます。


と同時に、マスコミの今回の選挙結果の書き方、書かれ方
非常に寂しいものを感じました。

経済重視の新聞だから仕方ないのでしょうが、
「遠のく再稼働」というタイトルに
「ここまで新潟県民が原発に対しアレルギーを持っているとは」という書き出しで始まるものもあり、
大きな違和感を感じました。

「原発を嫌」と思う感情を「アレルギー」と、
病気の一種のように表現するのは的確なものではないだろうし、

再稼働が経済上昇の鍵の全てを握っているかのような書き方は、
明らかに誤解を与えるものでしょう。

長引く不景気は、多くの経済学者や社会学者が指摘するように
決して再稼働が行われていないからではないですし。


「柏崎刈羽原発再稼働が、東電の再建の鍵だったのに」という書き方には
未来永劫続いてしまうような大事故をおこした会社を「再建させる」というのは、
あまりにも社会的に無責任ではないかとも思ってしまう。



原発被害者は、雇用はおろか、自分の住む家もふるさとも、家族も奪われ、
今なお、苦しんでいるし、東電は保障もしていないし、政府は給付金を打ち切りにしようとしていますし。

新潟県にも多くの避難者が住んでいます。


今回の選挙結果を、人間らしい結果だと思うし、
「未来への責任」を持った判断だと私は思います。





追伸:都心よりも地方に、こうした動きが強まっていることに驚きを禁じ得ません。
草の根活動をしてくれている人たちの努力に感謝です。

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