目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

おいしいご飯が食べたい~原発にささやかなno~

2010年04月19日 | 核のこといろいろ
柏崎原発の1号機、東京電力が再開を申し入れしてきました。
(4/17新潟日報より)
国の「安全上の問題はない」とする評価は確定しています。

「国が安全といっているのだから、早く許可してください」と
東電が柏崎市や刈羽村にプレッシャーをかけているのです。

強くなるプレッシャーに対し、建っている原発はなんともかわいそうな
くらいよぼよぼです。

原発は変わらず活断層の上に立ったままです。

私の手元にある「柏崎刈羽原発反対の会」からの会報には
なかなか安心材料が見つかりません。

原子炉の設備は老朽化が進んでいるにも関わらず新設はせず、
さらに人身ミスに火災は、「何故?」というくらいに続発しています。
(せめて耐震強度をあげてくれ~と言いたいのですが…。
何もしないで大丈夫と言い続けているだけでは安心できません)

毎度のことながら本当に恐ろしい判断が
住民を無視しながら、次から次へとなされているなあ、と感じます。

今年2月の新聞では、
柏崎刈羽、福島第一、第二原発で30箇所もの配線接続ミスが見つかり、
放射性物質を含む水が18ヶ所で放出されていた
という報道がありました。

それに対し、国は「厳重注意」のみ。甘いなあ、と思います。
何故、こんなにも事故が起こっているのに完全な「営業停止」にしないのかと
思います。ほんの少しの放射能漏れで様々な生き物への
何世代も続く影響があるというのに熟考がなされていません。


原発が建設されている場所は大抵が漁業や農業が盛んな地域です。
刈羽柏崎なら桃、六ヶ所ならホタテや長いも、という具合に。

その食品は都会にも運ばれて、多くの人に食べられているのですから
新潟に住んでいないからといって、決して無関係ではいられないはず
なのです。


さらに、喫煙が厳禁とされている放射線管理区域で、多数のたばこの吸殻が
発見された
ともいいます。

国から柏崎市と刈羽村に約36億円もの原発立地特別交付金が
でることになり
命をお金で買う構図が見えてさらにおそろしくなりました。

鳩山首相は、今後「温暖化対策」として、原発十数基を新増設する、
という矛盾した計画をしめしています。

すでに国内に55基もある原発。
電力需要が2年連続で減少している(電気事業連合会より前年より3%減)
中での、これ以上の増設は意味あることだとはいえません。


「二酸化炭素をださない」という嘘を前面に掲げながら、
増設を唱えるのは、経済のためというよりももっともっと別の意図が
感じられます。

フランスからのプルトニウム輸送、MOX輸送、高速増殖炉「もんじゅ」の
試運転再開検討…、
どんどん濃い放射能物質、
原爆の材料になる材料が、日本国内に入り込み、作られている理由は
本当に「電力のため」だけでしょうか。

そんなこと考えながら、日がくれる山の頂を見つつ、
「あきらめないことが大事」と書く、原発反対の会の人の根強い運動に
励まされている今日この頃です。

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