わらのストロー

突然ですが、ジブリ美術館に行ったことはありますか？
屋上にはラピュタのロボット兵があり、
トトロの実物大（？）のネコバスのぬいぐるみがあり、と
ジブリ好きなら一度は行きたい、触れて遊べる美術館です。

かつて三鷹に住んでいた頃、市報でジブリ美術館の
色々な情報が提供されていましたが、

そんな中でも
「おう！これはいい！行きたい」と思わせてくれた要素、

それは、美術館に併設されているカフェで
飲み物を頼むとついてくるという麦で作られたストローでした。

その時はじめて、ストローが元々はわらでできているものということを
遅まきながら知りました。

そのカフェでは規格外のいちごを山ほど使ったショートケーキがあったり、
冬は薪ストーブで暖房されていたりします。
宮崎監督の「循環型」美術館の構想とアートが形になっているんだなあ、と
純粋に感動したりしました。

そのカフェで、りんごジュースを頼んだ時に裸のままでサーブされた
わらストローにいたく感激し、持ち帰ってからも随分と長く机の上にありました。
大げさですが、今までプラスチックのものしか知らなかったものが、
元々は自然なものだったんだ～
と気づけたことは感動と呼べるくらいの嬉しさでした。

佐渡に移り住んでから、知人が育てた麦を数本いただきました。
節を切って、ストローを作ってみました。
あの時の感激がじんわりとよみがえってきました。

しっかり乾燥していないので、ちょっと吸いにくいけど確かにストローの
役割をしてくれました。

ジブリ美術館のストロー用の麦はライ麦だそうです。
近年中に育ててみようと思います。