晴耕雨読、山

菜園・読書・山・写真
雑記…

「読むとだれかに語りたくなる」

2012年01月18日 | 読書
サブタイトルに「-わたしの乱読手帖」とあったこの本。紹介されている50近い作品は海外ものが多く、何故か写真に関するものも。日本の小説などの馴染みが無い中で食指が動いたのは次の作品。(作品名『』の前は著者の紹介タイトル、訳者名は省略)
・不安と妄想の行き着くところ  『土曜日』(イアン・マキューアン/新潮社)
・ITビジネスに活気づくインドの光と影  『グローバリズム出づる処の殺人者より』(アラヴィンド・アディガ/文藝春秋)
・めまいと戸惑い、そして冷水 『夜になるまえに』 (レイナルド・アレナス/国書刊行会)
・アフリカに潜在する不可視の力  『アフリカの日々』 (イサク・ディネセン/河出書房新社) 『やし酒 飲み』 (エイモス・チュツオーラ/同)
・都心で狩猟採集生活をする  『隅田川のエジソン』(坂口恭平/青山出版社)
・人の身体が記憶する「みえない歴史」  『日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか』(内山節/講談社現代新書)
・自己を被写体化する情熱  『シンプルな情熱』 (アニー・エルノー/早川書房)
・人の行いはアリの世界をなぞっている  『いつか僕もアリの巣に』 (大河原恭祐/ポプラ社)」
隅田川のホームレスの物語『…のエジソン』と、<働きアリはすべてメス、内勤と外勤に分かれ年をとるほど外勤を務める。外勤の仕事は危険が多いので、若くて前途ある娘のアリに死なれないよう年寄りにさせるのである。>の『…アリの巣に』は、読むとだれかに語りたくなりそう。



にほんブログ村 本ブログ 読書日記へにほんブログ村