先日の美の山からの帰路、嵐山渓谷に立ち寄った。この周辺が京都・嵐山の風景に似ているので町の名前も改称されたという由来の地だ。槻川橋そばのバーベキュー場に車を停め、川沿いの遊歩道を歩く。流れ着いたと思われる木の根や泥流の跡など、10月の2度の台風の大きさをここでも感じる。飛び石を渡り、冠水橋を進んで行き止まりの撮影スポット。それから少し戻って、展望台から与謝野晶子の歌碑があるところまで行く。この地に来て「比企の渓」として歌いあげた29首のひとつが刻まれている。今回は帰りを急ぐので、その感傷に浸る間もなく車に戻る。肝心の紅葉は色づきにばらつきがあって今一つ。イベント開催の今ごろが一番よいのかもしれない。それも朝夕の静かな時間帯がお薦めのようだ。歌碑の一節にも「山のしののめ」とあった。
冠水橋近くにて
頭上の極彩
歌碑近くのススキ
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