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左耳に六甲おろし響く朝歩き




「確定申告」
やってきました今年も申告のときが。何十回やっても慣れないし、迷路に入ってしまう。1年前のことが分からない、思い出せない。計算が合わないと言われても･･･と、毎年瞬間健忘症になってしまう。
フリーになってから数年は申告をしたら返金があったけれど、それもなくなってしまった。あの頃は源泉という、税金の先払いがあったからだ。先に払っておくというか、天引きされて振り込まれるので、先取りしないでくださいと言っても通じなかった。
そのときはしんどい。でも、あとで返金してもらえるというたのしみはあった。当時は、仲間内でいくら戻って来るか予測して、振り込まれたら速攻飲みに行っていた。アホ時代である（たのしい時代でもあった）。



アホ時代には夢がある。雲をつかむような妄想だ。あの頃の計画では、今ごろ悠々自適で暮らしていたはず。しかし現実は厳しい。貯金という概念がなかったのがいけなかったと、今ごろ反省しても遅い。ここからは、夢の宝くじしかない。夢の宝くじを買うにもお金がいる、躊躇してしまう。あー、夢も買えないのか･･･とほほ





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