各地の紅葉がそろそろ落ち葉となり冬の気配がする頃、鎌倉の紅葉はまだまだ鮮やかさを残して
いて、山の懐の神社を明るく映し出しています。
師走に入った先週の金曜日、仲間と鎌倉の衣張山から名越切通しを歩いて最後の紅葉を楽しんで
きました。
鎌倉は三方が山で囲まれているため常緑樹が多く、全山が色づくわけではないのですが、常緑樹
の中に混じったカエデやハゼの葉が赤く冴えて見えるのは空気が澄んだ季節だけに、ほんとに美
しいと思いました。
足元の草花はほとんど花の季節を終え、代わりに紅葉が花のように鮮やかで去り行く季節の中
に賑わいを留めているようにも見えました。
一昨日は、みなとみらいで用事を済ませた後、赤レンガ倉庫から象の鼻を通って、やっぱり山下
公園通りの銀杏が気になって寄り道となりました。
黄金色の銀杏が眩しく見えたのもわずかな時間で、午後の陽はあっという間に傾いて夕闇が迫って
きました。
例年だと見過ごしてしまうことも多かった紅葉でしたが、今年はここにきて天候が安定したこと
もあったのでしょうか。とてもあちこちで楽しめたように思います。これで、見納めかな?