元春マイヒストリー第4弾。一体何回続くのか?(^^;
前回ハートランドの解散を知って、もうショックでした。
で解散ライブが横浜スタジアムである。でもボクは関西在住。見れない(T○T)
当時は遠征して東京でライブを見るという発想が無かった(爆)
と思ったら何とその春、東京に転勤となりましたぁ!!\(T▽T)/\(T▽T)/
6月から東京本社に赴任。千葉にある会社の寮に住むことに。
早速、ぴあに「Land Ho!」のチケットを買いに。当然売切れ(^_^;
で諦めてたんですが同じ部署の先輩と呑んでいるとき「音楽は何聴くの?」
「佐野元春です」「今度横浜でライブやるんでしょ?行くの?」
「チケッ無くて」「ウチのカミさんファンクラブに入ってて1枚余ってるよ。行く?」
「え~!行きます!行きます!」ということで無事チケットをゲット(笑
新しい部署での仕事はかなり大変でした。東京での慣れない暮らしに参ってました。
そんなとき買ったのが「Golden Ring」。元春とハートランドのライブヒストリー。
これを聴いて「R&Rナイト」「ハートビート」が特別な曲だと理解できました。
何ていうか凄く勇気をもらえた。励まされた。それは今も一緒。
落ち込んだとき、このアルバムを聴くと力が湧いてきます。
でいよいよ「Land HO!」当日。早目に横浜スタジアムに到着。
当日ファンクラブ主宰で色んな企画があったらしいんですがボクは知らず。
まして「赤い靴」を訪れるなんて発想もなし。
生まれて初めて見る佐野元春&ハートランドのライブ。解散ライブが初めてのライブ。
生憎の雨。花をもらい着席。スタンドのかなり上の席。
スクリーンに元春のメッセージが映る。ウェイヴを繰り返す客席。
ライブが開始。先ずはハートランドが登場。元春が登場。怒号の様な歓声。
確か「ナイトライフ」で始まったと思う。客席は一緒に歌う、凄いノリ。
初めてナマで聴く「アンジェリーナ」いえ、どの曲も初めてライブで聴くんですが(笑。
初期の名曲が次々と演奏される。元春が一々カッコいい。ハートランドもイカシテル。
これが佐野元春か!これがハートランドか!凄いな。解散するなんて勿体無い。
「インディビジュアリスト」、元春の走る振りがやっと見れた!
「新しいシャツ」で元春が手をひらひらさせる。
ボクの前に居た親子連れがそれを真似する。お父さんは50歳くらい?
でも嬉しそうに一緒に真似してた。ボクも当然一緒に踊った。
後半、「ロックンロールナイト」元春は途中で歌うのを止める。
客席は当然のように歌う。ハートランドは元春をサポートするように演奏。
元春は再び歌い出す。そしてあの爆発するような叫びを繰り返す。何か泣けてきた。
終盤、元春は上半身裸になってステージを駆け巡る。
そして「悲しきレイディオ」。テレビで見たあのシーンが目の前で現実となる。
元春と客席のコール&レスポンス。「ここに嫌な奴はいないのさ!」夢の様な時間。
アンコール「サムデイ」。客席は一緒に歌う。元春はニコニコしている。
スクリーンにはハートランドのメンバーの表情が映ってる。真剣な表情。
最後、元春は何度もギターをかき鳴らしメンバーを紹介し手を振って去って行った。
解散ライブだけど湿っぽさは全然無かった。
ボクはもらった花束を手に意気揚々と帰りに着いた。
「おわりだけどはじまり」なんかそんな気分だった。
後で知った事だけどこのライブには嫁も見に来ていた。
そして後にネットで知合いになる友人もここに数人いた。そのことは嬉しかった。
ハートランドは解散したけど元春の活動は続く。
「This」の復刊。サークルツアーのドキュメント「ワン・フォー・ザ・ロード」。
これは何度も読んだ。特に元春のバースデイをファンとハートランドが一緒になって
お祝いした仙台公演のエピソードは印象に残った。
しばらくして岩岡五郎さんが撮影したライブ写真集「Re-MEMBERS」が発売。
その年の10月。ロンドンに一人旅。元春の「ナポレオンフィッシュ」と
「NO DAMAGE」を持って行く。
紅葉のハイドパークを歩きながら聴いた元春は最高だった。
元春がロンドン滞在時に行った本屋「コンペディアウム」にも行った。
ただ行くと直ぐ閉店時間。もっと見たかったな。写真撮ったけど無くしちゃったな。
仕事は相変わらずダメ。人間関係もダメ。東京に成れず京都にしょっちゅう帰ってた。
好きな女性が京都に居たから。でもそのうち失恋。京都にも寄り付かなくなった。
まもなく元春は新しいバンドを作ってツアーを開始。チケットは取れなかった。
スカパラとの共演・・・見たかったなぁ。
そしていよいよニューバンドと作ったアルバム「フルーツ」が登場。
ハートランドとは全く違う演奏。曲調。元春の色んな魅力が詰まったアルバム。
特に後半のメドレーは大好きです。暴力的な音の渦。他にない魅力が溢れてる。
フルーツツアー開始。チケットは相変わらず入手できない。府中の森劇場の公演だけ入手。
喜び勇んで行く。ただこの公演・・大好きな「楽しい時」も「経験の唄」は演奏されず。
でも「欲望」を初めてライブで聴けたのはウレシイ。
「ロックンロールナイト」を演奏したのは意外だった。
割とコンパクトにまとまったライブだけど満足だった。次も行こうと思った。
ボク自身の生活はサイアク。死んだように生きてた。寮を出てアパートを借りる。
会社と自宅を行き来するだけの生活。友人も恋人も居ない。
休日は疲れきって寝るだけ。映画も音楽もイマイチのめりこめない。
唯一パティ・スミスの新譜だけがココロに響いた。
仕事はダメで部署が異動。上司、部下みんなにバカにされてた。
「ながわさんは何が楽しみで生きてるんですか?」と問われ答えようが無かった。
生きてる楽しみなんてない。やりたいこともない。夢もない。
会社をやめたい。こんなトコいたくない。でも転職先の当ては無い。
そのうちココロを病みだす。医者に行ったら「自律神経失調症」と診断される。
通院するがますます気分が塞ぐ。
死にたいがその勇気も無い。ただ生きてるだけ。息をしてるだけ。
暗黒の30代。二度と思い出したくない戻りたくない時代。
でも、このままじゃイケナイと思ってた。このままじゃダメだ。
ここにいたらダメになる。いつか抜け出そう。絶対ここから出てやる。
そんな時は必ずサークルツアーのライブビデオの「ロックンロールナイト」を見た。
あの元春のシャウトに励まされた。
そのうち元春のニューアルバムが出ると聴いた。
前作「フルーツ」が素晴らしかったので期待イッパイだった。
いかしたロックチューンが沢山つまってるんだろうな。
激しくせつないロックンロールでオレを力づけてほしい。
ニューアルバム「The Barn」を購入。また渋いジャケットだな。
なんかブックレットの写真もえらくレイドバックした感じ。
なんかカントリーぽくないか?
そして「The Barn」を聴いて・・・・・ボクは唖然としたのでした(この項続く笑)
前回ハートランドの解散を知って、もうショックでした。
で解散ライブが横浜スタジアムである。でもボクは関西在住。見れない(T○T)
当時は遠征して東京でライブを見るという発想が無かった(爆)
と思ったら何とその春、東京に転勤となりましたぁ!!\(T▽T)/\(T▽T)/
6月から東京本社に赴任。千葉にある会社の寮に住むことに。
早速、ぴあに「Land Ho!」のチケットを買いに。当然売切れ(^_^;
で諦めてたんですが同じ部署の先輩と呑んでいるとき「音楽は何聴くの?」
「佐野元春です」「今度横浜でライブやるんでしょ?行くの?」
「チケッ無くて」「ウチのカミさんファンクラブに入ってて1枚余ってるよ。行く?」
「え~!行きます!行きます!」ということで無事チケットをゲット(笑
新しい部署での仕事はかなり大変でした。東京での慣れない暮らしに参ってました。
そんなとき買ったのが「Golden Ring」。元春とハートランドのライブヒストリー。
これを聴いて「R&Rナイト」「ハートビート」が特別な曲だと理解できました。
何ていうか凄く勇気をもらえた。励まされた。それは今も一緒。
落ち込んだとき、このアルバムを聴くと力が湧いてきます。
でいよいよ「Land HO!」当日。早目に横浜スタジアムに到着。
当日ファンクラブ主宰で色んな企画があったらしいんですがボクは知らず。
まして「赤い靴」を訪れるなんて発想もなし。
生まれて初めて見る佐野元春&ハートランドのライブ。解散ライブが初めてのライブ。
生憎の雨。花をもらい着席。スタンドのかなり上の席。
スクリーンに元春のメッセージが映る。ウェイヴを繰り返す客席。
ライブが開始。先ずはハートランドが登場。元春が登場。怒号の様な歓声。
確か「ナイトライフ」で始まったと思う。客席は一緒に歌う、凄いノリ。
初めてナマで聴く「アンジェリーナ」いえ、どの曲も初めてライブで聴くんですが(笑。
初期の名曲が次々と演奏される。元春が一々カッコいい。ハートランドもイカシテル。
これが佐野元春か!これがハートランドか!凄いな。解散するなんて勿体無い。
「インディビジュアリスト」、元春の走る振りがやっと見れた!
「新しいシャツ」で元春が手をひらひらさせる。
ボクの前に居た親子連れがそれを真似する。お父さんは50歳くらい?
でも嬉しそうに一緒に真似してた。ボクも当然一緒に踊った。
後半、「ロックンロールナイト」元春は途中で歌うのを止める。
客席は当然のように歌う。ハートランドは元春をサポートするように演奏。
元春は再び歌い出す。そしてあの爆発するような叫びを繰り返す。何か泣けてきた。
終盤、元春は上半身裸になってステージを駆け巡る。
そして「悲しきレイディオ」。テレビで見たあのシーンが目の前で現実となる。
元春と客席のコール&レスポンス。「ここに嫌な奴はいないのさ!」夢の様な時間。
アンコール「サムデイ」。客席は一緒に歌う。元春はニコニコしている。
スクリーンにはハートランドのメンバーの表情が映ってる。真剣な表情。
最後、元春は何度もギターをかき鳴らしメンバーを紹介し手を振って去って行った。
解散ライブだけど湿っぽさは全然無かった。
ボクはもらった花束を手に意気揚々と帰りに着いた。
「おわりだけどはじまり」なんかそんな気分だった。
後で知った事だけどこのライブには嫁も見に来ていた。
そして後にネットで知合いになる友人もここに数人いた。そのことは嬉しかった。
ハートランドは解散したけど元春の活動は続く。
「This」の復刊。サークルツアーのドキュメント「ワン・フォー・ザ・ロード」。
これは何度も読んだ。特に元春のバースデイをファンとハートランドが一緒になって
お祝いした仙台公演のエピソードは印象に残った。
しばらくして岩岡五郎さんが撮影したライブ写真集「Re-MEMBERS」が発売。
その年の10月。ロンドンに一人旅。元春の「ナポレオンフィッシュ」と
「NO DAMAGE」を持って行く。
紅葉のハイドパークを歩きながら聴いた元春は最高だった。
元春がロンドン滞在時に行った本屋「コンペディアウム」にも行った。
ただ行くと直ぐ閉店時間。もっと見たかったな。写真撮ったけど無くしちゃったな。
仕事は相変わらずダメ。人間関係もダメ。東京に成れず京都にしょっちゅう帰ってた。
好きな女性が京都に居たから。でもそのうち失恋。京都にも寄り付かなくなった。
まもなく元春は新しいバンドを作ってツアーを開始。チケットは取れなかった。
スカパラとの共演・・・見たかったなぁ。
そしていよいよニューバンドと作ったアルバム「フルーツ」が登場。
ハートランドとは全く違う演奏。曲調。元春の色んな魅力が詰まったアルバム。
特に後半のメドレーは大好きです。暴力的な音の渦。他にない魅力が溢れてる。
フルーツツアー開始。チケットは相変わらず入手できない。府中の森劇場の公演だけ入手。
喜び勇んで行く。ただこの公演・・大好きな「楽しい時」も「経験の唄」は演奏されず。
でも「欲望」を初めてライブで聴けたのはウレシイ。
「ロックンロールナイト」を演奏したのは意外だった。
割とコンパクトにまとまったライブだけど満足だった。次も行こうと思った。
ボク自身の生活はサイアク。死んだように生きてた。寮を出てアパートを借りる。
会社と自宅を行き来するだけの生活。友人も恋人も居ない。
休日は疲れきって寝るだけ。映画も音楽もイマイチのめりこめない。
唯一パティ・スミスの新譜だけがココロに響いた。
仕事はダメで部署が異動。上司、部下みんなにバカにされてた。
「ながわさんは何が楽しみで生きてるんですか?」と問われ答えようが無かった。
生きてる楽しみなんてない。やりたいこともない。夢もない。
会社をやめたい。こんなトコいたくない。でも転職先の当ては無い。
そのうちココロを病みだす。医者に行ったら「自律神経失調症」と診断される。
通院するがますます気分が塞ぐ。
死にたいがその勇気も無い。ただ生きてるだけ。息をしてるだけ。
暗黒の30代。二度と思い出したくない戻りたくない時代。
でも、このままじゃイケナイと思ってた。このままじゃダメだ。
ここにいたらダメになる。いつか抜け出そう。絶対ここから出てやる。
そんな時は必ずサークルツアーのライブビデオの「ロックンロールナイト」を見た。
あの元春のシャウトに励まされた。
そのうち元春のニューアルバムが出ると聴いた。
前作「フルーツ」が素晴らしかったので期待イッパイだった。
いかしたロックチューンが沢山つまってるんだろうな。
激しくせつないロックンロールでオレを力づけてほしい。
ニューアルバム「The Barn」を購入。また渋いジャケットだな。
なんかブックレットの写真もえらくレイドバックした感じ。
なんかカントリーぽくないか?
そして「The Barn」を聴いて・・・・・ボクは唖然としたのでした(この項続く笑)