僕と猫のブルーズ

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高野寛「渋谷のど真ん中 vol.2」ライブレポ

2010年11月28日 | オトの記憶(CD、ライブ)
昨夜は渋谷で高野寛クンのLive。
ライブの前は嫁とお買い物。東急ハンズで来年の手帳とカレンダーを購入。
ハンズの前には「チェルシーホテル」の建物。
NYの件のホテルはパティ・スミスや色んなアーティストが住んでたホテル。
日本のコレはライブハウスなんですね(^_^;

買い物が終わって嫁と別れて一人会場に向かう。ハコは「Mtレイニアホール」。
このハコ来るの今年で4回目だ(笑 道玄坂はすっかり紅葉。少し肌寒い。


ボクの席は2階中央前から2列目。7月のライブでは2階最後列だったから少し良くなったかな?
実際全体が見えて凄く見易い席だった。場内は満員。女性の方が比率が高いかな?
今回のライブはレコーディング中の新曲や未発表曲中心の演奏。挑戦してるね(^_^)
BGMが終わり客電が落ちて高野クンが1人で登場。
以降、曲の解説をしながら演奏。まぁお客さん聴いた事ない曲ばかりだし。

「時間の流れを早すぎると感じる」「夕暮れがオーロラみたいに見えた」
高野クンが日常で見かけた情景や感じることを素直に描いたウタたち。
初めて聴くけど何処かで聴いたような見たような温かいキモチになる。
ボクは「タイムドロップ」「マジックデイズ」が好きかな?何かグッと来た。

ただ途中で古い曲も結構演奏された。「夜の海を走って月を見た」は嬉しかったな。
これ歌詞をよく読むと公害・動物虐待・・凄いことを歌ってるんだよなぁ。
途中で権藤知彦さん(horn)、宮川剛(Per)が入って演奏。
「プロテウスマーチ」のセッションはカッコよかった!
そのまま「目覚めのマーチ」に入るか?とドキドキしたけどこの曲だけで終わり(^_^;
高野クンのエレキは結構ハード。直枝さんに通じる暴力的な音を奏でる。
客席は立って踊る、は無いけど熱い手拍子を繰り返す。凄い熱気!汗が出てきた。

途中でカバー曲を3連発。最後の曲は世界的な某有名バンドのロックチューン。
高野クンは日本語詞をつけたそうだけどCD化は出来ないそう。
色々と制限があって、演奏するとしたら「ライブ限定」なんだそう。
凄く良かっただけに勿体無い。いっそ「日本語詞」だけ朗読してレコーディングしたら?

後半も新曲。クリスマスの曲は良かった。
日本のクリスマスは騒がしい。渋谷駅前の十字路に雪が降れば静かになってイイ。
そんな発想で生まれた唄。幸宏さんの「X'mas Day In The Next Life」に通じる佳曲。
最後は「相変わらずさ」で明るく楽しく終わる。

当然アンコール。ここからはヒットチューン3連発。
「虹の都へ」「ベステンダンク」「夢の中で会いましょう」。
お客さんは手拍子しながらコーラス。会場全体が温かいムードに包まれる。
聴いてるうちに泣きそうになる。最初「なつかしさ」で感動したかと思ったけど違う。
昔の自分を思い出したんじゃない。現在(いま)の自分に響いたのだ。

再度アンコール。高野クンは「一番旧い曲」と言って「See You Again」を歌う。
デビュー時より遥かに力強く且つ柔らかい声で。
「また会いましょう」きっと色んな意味が込められていたようなそんな気がする。

この曲で終わり。高野クンは何度も「ありがとう」と言い手を振って去った。
やっぱり爽やか青年だったな。(^_^;

行って良かったな。新曲どれも良かったし。静かながら熱いライブだった。
高野クンとボクは同い年。いつの間にか50歳近くなっている。
今回見て「おたがい大人になったな。遠くに来たな」そんな風に感じた。
デビュー当時高野クンはアイドル扱いされることに必死に抵抗してた。
ヒット曲を歌うことに居心地の悪さを感じてた。でも今は自然に歌ってる。
その姿に自信と落着きを感じた。一方で「余裕」「現状維持」なんてない。
今でも新しい事に挑戦してる。だから今回「新曲中心」のライブをしたんだろう。
見せたいのは「過去(むかし)」じゃない。あくまで「現在(いま)」なんだろう。
だからオレは感動したんだと思う。

来年出るというニューアルバムに期待。次回のライブもまた見よう。
同世代のミュージシャンが何処に行くのか?行き着くのか?見届けさせてもらうよ。

今日は田端・西日暮里周辺で猫巡り。カワイイ猫さんに沢山会いました。
帰ってきたらヨモギがボクの足にしがみついて甘えてきました。
こいつぅ~。オモシロさじゃキミが一番さ♪

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