今年は元春デビュー30周年。ボクがファンになって24年。
急に思い立って元春との出逢いから現在(いま)に至るまでを書きたくなりました。
途中で止めるかも知れませんが(笑。気の向くまま書こうと思います。
ボクは中学・高校とロックを聴かない子でした。
母の薦めでエレクトーンを習ってたので映画音楽やビートルズは知ってましたが
わざわざレコード(CDじゃないよ。まして配信なんて無い)は買いませんだした。
兄が結構いろんなポップスのレコードを持っててユーミンやビリー・ジョエル、
カーペンターズ、オフコースは聴いてたかな?
カーペンターズとユーミンの「ひこうき雲」は子供ながら好きだった。
ただ、特定のミュージシャン(アイドル含む)のファンになる事は無かったな。
高校に入ってラジカセを買ってそれからはラジオを聴くことにハマリました。
当時は良い音楽を紹介する番組が沢山あった。
NHK-FM「サウンドストリート」、FM大阪(東京?)「サウンドマーケット」。
そこから色んな音楽がイッパイ耳に入ってきた。
オフコース、井上陽水、さだまさし、チューリップ、山下達郎、竹内まりや。
アンジェリーナやサムデイも良く流れていて「佐野元春」の名前は当然知ってた。
ただどんな人か?は知らず、元春のサウンドストリートも特に聴きませんでした。
(ボクの聴いてたのは火曜日の坂本教授と水曜日の甲斐よしひろさん)
で大学受験に落っこちて浪人。受験勉強で家に居ることが増えて、
当然ラジオを聴くことも増える。何となく陽水やサザンが好きになりました。
で大学に入学、あるクラブに入ると皆色んな音楽を知ってる。
丁度レンタルレコード屋が出始めた頃、大学の近くに黎紅堂あったので
いろんなレコードを借りました。
最初好きになったのは甲斐バンド。直ぐ解散したけど。その後はサザン。
当時日本でもミュージックビデオが盛んになっていた。
TBS京都の深夜に「MUSIC TOMATO JAPAN」と言う番組があって
矢鱈日本のミュージシャンのビデオを流していた。
その中に人形が行進する一寸風変わりなビデオがあった。
それは元春の「ニューエイジ」のビデオでした。
凄くカッコよく斬新だ、と感じた。
またNHKで大河ドラマの終わった後に「ヤングブラッズ」のビデオが流れた。
道の真ん中で矢鱈元気に跳んで撥ねている兄ちゃんがいた。
それが「佐野元春」の顔を見た初めての日だった。
音楽雑誌も買うようになった。FMステーションは必ず購入。
そして当時「ロッキング・オン・ジャパン」が創刊。
その創刊号の表紙が元春。石鹸まみれのあのUPは未だに忘れられない。
TOPインタビューも元春。興味を惹かれて読んでみた。
「僕の復讐は、一生続きます。」
インタビュー中のこの発言が凄く印象に残った。
「何や?このヒト!!矢鱈カッコええ。ミュージシャンというより作家みたい!」
「佐野元春」という存在が自分の中にハッキリ刻み込まれ以降「気になる」存在になる。
ただ、元春のレコードを聴くことはありませんでした。
当時はサザンに熱中、初めて行ったライブは「KUWATA BAND」。
桑田さんが好きな洋楽を知りたいということでビートルズやジョン・レノン、
ホール&オーツ、ジョニ・ミッチェル、ポリス、色んな洋楽を聴き始める。
スティングのソロアルバム「ブルータートルの夢」は好きだったなぁ。
更にはスタイル・カウンシル「カフェ・ブリュ」も聴いた。お洒落と思った。
(ちなみに全部「レンタル」で聴いてました(^_^;)
元春のサンストは何となく聴いてたけど、いきなり最終回に。
ファンの人と電話で丁寧に話す元春の姿勢に「何て誠実な人だ!」と感動。
ここでようやく元春のレコードを聴こうと決心。
当時の最新アルバム「カフェボヘミア」を聴く(「レンタル」で^^;)
最初聴いた時は「スタカンに似てる!」でした(爆)。
でも聴いているうちに気にならなくなった。お洒落でカッコいいサウンド。
矢鱈熱いボーカル。哲学的で且つ挑発的な歌詞。
これは「凄いものと会ったかも」という予感がありました。
ただ、他のアルバムは聴かなかったけど(笑
それからは元春の雑誌インタビューは必ずチェック。ある雑誌での
「ハートランドを解散するかも」のインタビューは一寸ビックリ。
こんな事を雑誌で言うなんて「危ない人かも」とイメージが変わった。
当時「Live TOMATO」という番組があって日本のロックのライブを放映。
ハウンド・ドッグ、バービーボーイズ、UP-BEAT。色々流してた。
そこで元春の「カフェボヘミアツアー」の様子を放映。
ステージの上で元春は走ってました。そう、あのインディビジュアリストの振付。
その姿は・・・・かなり衝撃的でした。
以来、このヒトを本気で追いかけようと決めたのです。(続く笑)