観たい作品は多いのだが今回は井上 ひさしさんが11年と言う月日を掛けて書き上げた時代小説「東慶寺花だより」
を映画化した作品を拝見させて頂きました。江戸時代に幕府公認の縁切寺、離縁を求めて駆け込んでくる女たちの
聞き取り調査を行う御用宿の居候(大泉 洋)がさまざまなトラブルに巻き込まれながら訳あり女達の再出発を手助け
していく。そんな中で主演の戸田 恵梨香(じょご)はチャーミングでした。そして満島 ひかり(お吟)は粋でした
離婚の為に寺に駆け込むといっても人それぞれいろんな形があって、正直最初は時代言葉もあるのでしょうが
聞き取れない所もありついていけないな~と観ていたのですが東慶寺にじょご達が入った頃から引き込まれる感じに
ある程度の江戸時代の時代背景や文芸についての知識を持っていればもっともっと楽しめるのでしょうね。
いくつかのエピソードを上手く散りばめ、笑いあり涙ありの義理人情にあふれた粋ないい作品だと思います
脇を固める俳優陣の素晴らしいこと・・・・最後のシーンはほっこり感は素適でした。
映画って本当に良い物ですね